衆院選著名人候補が続々落選確実に 丸川氏、下村氏、甘利氏…維新・音喜多氏は小選挙区敗退

2024年10月27日 21:26

社会

衆院選著名人候補が続々落選確実に 丸川氏、下村氏、甘利氏…維新・音喜多氏は小選挙区敗退
<衆議院選挙>敗戦の弁を述べる丸川氏(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 第50回衆院選が27日、投票が行われ、即日開票された。自民党の裏金事件にともない、無所属での立候補、党公認で小選挙区は認められたものの比例に重複が認められないなど、厳しい選挙戦を戦った自民著名議員も少なくなかった。
 著名議員で落選が確実となったのは、東京7区で裏金事件を受け公認となったが、比例の重複が認められなかった丸川珠代氏、東京11区から無所属で立候補した下村博文元文科相、福井2区の高木毅氏。丸川氏は参院からの鞍替えを狙っていたが、果たせず、下村氏は前回まで衆院選9戦不敗と強さを見せていたが、裏金問題の逆風をはねのけることはできなかった。

 埼玉5区では現職法相の牧原秀樹氏の小選挙区での落選が確実になった。元立憲代表で前職の枝野幸男氏に7連敗。法相就任後、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の会合などに秘書と出席していた過去を報じられ、自身も秘書とともに合わせて37回、出席していたことを公表し、批判の声が上がっていた。

 神奈川20区で出馬した甘利明元幹事長は立憲民主党新人・大塚小百合氏に敗れ、落選確実となった。前回選挙まで連続13回当選。ただし、前回の選挙は小選挙区で敗れ、比例での復活だった。現在75歳。党の内規「73歳定年制」を受け、今回は比例重複立候補をしていなかった。

 野党では、東京1区では日本維新の会新人・音喜多駿政調会長が敗北した。同区では自民党前職の山田美樹元環境副大臣や、立憲民主党前職の海江田万里前衆院副議長ら計9人が乱立。音喜多氏は東京都議を経て、2019年参院選東京選挙区で初当選した。昨年、衆院へのくら替えを表明した。選挙戦終盤の25日の演説後に、取り囲まれて暴行されたと訴えていた。比例での復活をうかがう。

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