西村康稔元経産相が当選確実 裏金問題で非公認も「自民党を立て直す」追加公認を見越して…
2024年10月27日 23:58
社会
旧安倍派「5人衆」の1人として、次期総裁候補と言われながら4月、1年間の党員資格停止処分を受けた。「ゼロからのスタート」と無所属での立候補。そこに降ってわいたのが「兵庫県知事問題」だった。パワハラやおねだりが暴露されるなどし、全会一致で不信任決議を可決された斎藤元彦前知事を、2021年の知事選で維新とともに自民、中でも手厚く支援していたのが西村氏だったからだ。
しかし、実際には公明党から推薦を取り付け、自民の明石・淡路各支部は引き続き支援。圧倒的な知名度と実績もあり、選挙戦を通して堅調な戦いぶりを見せた。
対抗馬となるはずだった立憲民主党の橋本慧悟候補だが、9区の大票田、明石市で圧倒的な知名度と人気を誇る泉房穂前明石市長の“一番弟子”と言われ勢いよく立候補したものの、追い風は吹かずフタを開ければ“西村一強”の構図は変わらずじまいだった。