現職閣僚・牧原秀樹法相 落選 小選挙区で立民・枝野幸男氏に大差で7連敗 教団と接点、影響大きく…

2024年10月28日 02:45

社会

現職閣僚・牧原秀樹法相 落選 小選挙区で立民・枝野幸男氏に大差で7連敗 教団と接点、影響大きく…
牧原ひでき公式ホームページから
 第50回衆院選が27日、投票が行われ、即日開票された。NHKは午後8時の時報と同時に、埼玉5区で立憲民主党元代表の枝野幸男氏(60)の当選確実を報じた。自民党の牧原秀樹法相(53)は同区で敗北。
 これまでも、初当選以来一度も枝野氏に小選挙区で勝ったことがなく、過去6回敗れ、比例で5回復活していた。前回の2021年の総選挙では枝野氏を約6000票差まで追い詰め、閣僚となったことで当初は「初の小選挙区の勝利もあるか?」と自民党関係者の間で威勢のよい話も出ていた。

 だが、牧原氏は法相就任後に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の会合などに秘書と出席していた過去を報じられ、自身も秘書とともに合わせて37回、出席していたことを公表。初出馬した05年から、教団関係者による選挙のボランティア支援を受けていた。

 党が22年9月に実施した教団との接点確認調査では報告しておらず、昨年2月に党に最終報告するにとどめていた。調査の約2年後という“後出し”には批判が寄せられ、自身にとっても選挙が迫った最悪のタイミングでの公表となった。選挙戦には党総裁選にも立候補した上川陽子元外相らが応援に駆けつけたが、情勢は変わらなかった。

 28日未明に選挙事務所で支援者に「本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。現実を受け止められない」と語った。

 

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