下村博文元文科相が落選確実 衆院選無敗の男についに土 裏金で非公認…後輩応援で公認並み援護も

2024年10月27日 20:10

社会

下村博文元文科相が落選確実 衆院選無敗の男についに土 裏金で非公認…後輩応援で公認並み援護も
落選確実となり、下を向く下村氏(撮影・松永 柊斗) Photo By スポニチ
 第50回衆院選が27日、投開票され、東京11区では自民党派閥の裏金事件を受け非公認になった下村博文元文科相(70)の落選が確実になった。立憲民主の阿久津幸彦氏の当選確実が報じられた。
 パーティー券収入の還流の復活が決まったといわれる、2022年8月の安倍派幹部4人の会議のメンバーだった下村氏。さらに同じく裏金問題から非公認となった萩生田光一氏と同様、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係も伝えられている。15年当時、教団の名称変更申請が認められた時の文科相で、教団と関係が深いとされる団体から献金を受けていた。

 選挙戦最終日には、対立候補の立憲民主党・阿久津幸彦氏の応援に、野田佳彦代表が駆けつけた。「ずっと選挙戦を戦ってきたが、やっぱり裏金問題が最大の争点だと確信した。だから今回、まさに裏金問題の大変責任のある立場だった方がライバルであるこの東京11区、しかも激戦のデッドヒート、だから最後の最後のお願いをさせていただきたい」と、下村氏批判を展開。最後の最後に強烈な逆風も吹いた。

 非公認、比例重複なしの立候補ながら、街頭演説には高市早苗前経済安保担当相や、元タレントの生稲晃子参院議員が応援に。“ステルス公認”とも取れる手厚い援護で、なりふり構わぬ選挙戦が繰り広げた。衆院選9戦不敗と、選挙にめっぽう強いはずの大ベテランにも、粛正の風が吹いた。

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