【玉ノ井親方 視点】貴景勝1敗も自分の形崩さず相撲取れた

2018年11月18日 08:46

相撲

【玉ノ井親方 視点】貴景勝1敗も自分の形崩さず相撲取れた
御嶽海を張り手で攻める貴景勝(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【大相撲九州場所7日目 ( 2018年11月17日    福岡国際センター )】 貴景勝は負けはしたが、自分の相撲を取り切った。御嶽海に押されながらも、土俵際で得意の左からのいなしで相手の体勢を崩した。ただ、いなした後に一瞬相手を見てしまった。そのまま休まず動き続けていれば展開も変わっていただろう。しかし、攻め込まれても攻め返す力があったし、自分の形を崩さずに相撲を取れていた。まだ1敗。気にする必要はない。
 御嶽海は貴景勝の突き押しを、下からおっつけるように、差し気味に前に出ていった。いなされてもよく残し、そこから相手の動きをしっかり見て無理に前に出ていかなかったのが良かった。今場所は序盤でつまずいたが、この日は全勝の相手ということで、精神的にも集中して取れたんじゃないかな。3敗なら優勝争いの可能性は十分ある。6日目の北勝富士戦からいい流れになってきた感じがする。 (元大関・栃東)

おすすめテーマ

2018年11月18日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム