昨年の花園王者・東海大大阪仰星まさかの敗退…常翔学園に敗れ全国切符逃す

2018年11月18日 17:29

ラグビー

 【第98回全国高校ラグビー大会大阪府予選第3地区決勝   東海大大阪仰星7―54常翔学園 ( 2018年11月18日    花園ラグビー場 )】 昨年の花園を制した東海大大阪仰星が、まさかの全国切符を逃した。常翔学園の強い当たりに後手を踏み、後半は攻め込まれる場面が目立った。予想外の大差が付き、SO坂原春光主将(3年)は「相手のプレシャーはあった。体を張り続けようと言っていたけど、60分を通してやり通せなかった」と目を赤くしながら振り返った。
 持ち味を出せた場面もあった。前半21分、カウンターから3連続オフロードパス(タックルを受けながらつなぐ)で右サイドをえぐり、一気に敵陣へ。そこから左へ展開してロック家村航基(3年)がトライを挙げた。GKも決まって7―7。“ノーラックラグビー”を掲げて5度の全国制覇をしている強豪らしいフィニッシュをしたが、トライはこの1本だけだった。

 昨年の全国決勝でスタメンを張ったのは、CTB谷口宣顕(2年)のみ。春の選抜大会で全国を経験したものの、決勝トーナメントには進めなかった。湯浅大智監督は「こういう厳しい経験をしてこないと。勝負のアヤに気付けるかどうかというのは、勝ち進まないと味わえない。それが絶対的に少なかった」と、敗因を挙げた。 

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