宇良 業師の本領発揮 とったりで勝ち越し「気負わず」

2018年11月18日 13:11

相撲

宇良 業師の本領発揮 とったりで勝ち越し「気負わず」
<九州場所初8日目>宇良はとったりで葵を破る(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【大相撲九州場所8日 ( 2018年11月18日    福岡国際センター )】 東三段目33枚目の宇良(26=木瀬部屋)が葵をとったりで破り4連勝で勝ち越しを決めた。
 「勝てて良かったです。勝ち越し?早く決められて良かったです」。立ち合いで低く当たり相手の左かいなを両手でつかむと、左に振りながら土俵の外へ放り投げた。幕内でファンをわかせた業師らしい取口で力の違いを見せつけた。

 「状態に合った動きがうまく形にはまりました。(技は)運の要素もありますのでうまく噛み合っています」。右膝を負傷し昨年の秋場所から6場所連続で休場した。秋場所から復帰して6勝1敗と結果を残し、今場所も順調に白星を重ねている。三段目を一気に突き抜けそうな勢いだが「そうなればうれしいですけど、気負わず。番付が上がるペースで上げていければ」と慎重なコメント。体の状態がどこまで戻っているかについても「それは言えないですね」と口をつぐみ、手応えを聞かれても「それは(本場所が)終わってからの話ですね」と勝負師らしく本音を明かさない。

 師匠の木瀬親方(元幕内・肥後ノ海)からは「三段目でも負けることは一、二番はある。気にせず自分の相撲を取りなさい」と言われているそうで、「(休場して)自動的に番付が落ちているので、少しでも(番付が)上がれればうれしい」と話した。

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