上野 ノーヒットノーラン!!日本一に王手

2018年11月18日 05:30

ソフトボール

上野 ノーヒットノーラン!!日本一に王手
ノーヒットノーランを達成しガッツポーズするビックカメラ高崎の上野(撮影・荻原 浩人) Photo By スポニチ
 【日本女子ソフトボールリーグ ( 2018年11月17日    神宮 )】 決勝トーナメント2試合を神宮球場で行い、ビックカメラ高崎は上野由岐子投手(36)が08年以来、自身ポストシーズン2度目のノーヒットノーランを達成し、1―0で勝利して決勝進出を決めた。敗れたトヨタ自動車は今日18日の準決勝で太陽誘電と対戦し、その勝者がビックカメラ高崎と決勝を戦う。
テーマは「失投しない」だった。「四球でもいいから投げちゃいけないところには投げない」と一球一球を集中して投げた。決勝トーナメントでは08年の豊田自動織機戦以来、自身10年ぶり2度目のノーヒットノーラン。上野は「出来過ぎでビックリしてます。(記録は)途中で分かっていたので意識はしてました」と笑顔で振り返った。

 神宮球場には苦い思い出があった。2年前の決勝トーナメントの日立戦で2発を浴びてKOされた。左膝の故障に苦しんだシーズンだったとはいえ、絶対エースのプライドを引き裂かれた敗戦だった。「対神宮球場のイメージで準備してきた。マウンドに立った時はドキドキしたけれど、逆にそれが丁寧な投球につながった」。長打が出やすい球場だけに「一発のないボール選択をした」結果、ヒットも許さなかった。ただ、あくまでも目標は日本一。チーム名が「ビックカメラ」に変わってから初の連覇に照準を合わせている。

 <太陽誘電>二刀流プレーヤーを2人持つ強みを生かした。投手で打撃もいい藤田と尾崎を先発オーダーに組み込み、左翼の川村を打席に立たないフレックスプレーヤー(FP)として起用。5回と7回は右、左、右打者の場面で右腕・藤田、左腕・尾崎を打者一人ごとに交代させた。山路典子監督は「(予定では)後半に藤田を投入するつもりだったが、思っていた展開と違ったのでバタバタした」とスペシャルリレーを説明。作戦の成功で1点差逃げ切り勝利をものにした。

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