セルティクスが4強 テータムが51得点 地区決勝はディビジョン制とカンファレンス制を併せて38回目

2023年05月15日 07:18

バスケット

セルティクスが4強 テータムが51得点 地区決勝はディビジョン制とカンファレンス制を併せて38回目
ファンの大歓声に応えるセルティクスのテータム(AP) Photo By AP
 東の第2シードで昨季のファイナルに出場しているセルティクスは14日、地元ボストン(マサチューセッツ州)で地区準決勝シリーズの最終第7戦に臨み、第3シードの76ersを112―88(前半55―52)で下して4勝3敗。2勝3敗と王手をかけられながらもそこから白星を2つ並べてシリーズを制覇し、決勝では第8シードながら快進撃を続けているヒートと昨年(○4勝3敗)に続いて顔を合わせることになった。
 セルティクスではジェイソン・テータム(25)が42分の出場で3点シュートを10本中6本成功させ、プレーオフ自己最多の51得点と13リバウンドをマーク。51得点は第7戦としてはリーグの歴代最多得点となった。ジェイレン・ブラウン(26)も23得点。第3Qを33―10と圧倒して最大28点差をつける圧勝だった。この日は実質的に7人だけのローテーション。チームの3点シュート成功率は45・5%(33本中15本)で、76ersの21・6%(37本中8本)に“大差”をつけた。

 NBAがBAAとして誕生した1946年から存続しているセルティクスが地区決勝に進出したのは、ディビジョン制時代(1969年シーズンまで)とカンファレンス制時代(70年シーズン以降)を含めて通算38回目(1950年はNBA準決勝という名のシリーズ)。地区決勝ではディビジョン制で13回、カンファレンス制では9回勝者となってファイナル(通算22回出場)に勝ち進んでいる。

 3勝2敗で地元フィラデルフィア(ペンシルベニア州)で迎えた第6戦を落とした76ersは22年ぶりの地区決勝に王手をかけながら無念の連敗。トバイアス・ハリス(30)の19得点がチーム最多で、2年連続得点王で今季はシーズンMVPに選出されたジョエル・エンビード(29)は15得点と8リバウンド、ジェームズ・ハーデン(33)は9得点にとどまった。

 76ersは2003年、12年、18年、21年、22年と地区準決勝シリーズでは6回連続の敗退。セルティクスに対してもプレーオフでは1982年の地区決勝を4勝3敗で制して以来、85年、02年、12年、18年、20年と6回連続で敗れてしまった。今年はその“トンネル”から脱出する最大のチャンスだったが、3勝2敗で王手をかけながらシリーズを制することができなかった。

 <セルティクスのプレーオフ成績>
 ▼1回戦(対ホークス=4勝2敗)
(1)○*112―99
(2)○*119―116
(3)●122―130
(4)○129―121
(5)●*117―119
(6)○128―120
 ▼東地区準決勝(対76ers=4勝3敗)
(1)●*115―119
(2)○*1221―87
(3)○114―102
(4)●115―116(延長)
(5)●*103―115
(6)○95―86
(7)○*112―88
 *はホームゲーム

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