【相撲世界ジュニア選手権代表決定戦】男子重量級は西出大毅、女子重量級は中学生の阿部ななが全勝V

2023年05月15日 10:36

相撲

【相撲世界ジュニア選手権代表決定戦】男子重量級は西出大毅、女子重量級は中学生の阿部ななが全勝V
ジュニア男子重量級、6戦全勝で優勝した西出大毅(左)=撮影・前川 晋作 Photo By スポニチ
 第2回全日本相撲個人体重別選手権大会が14日、東京都千代田区の靖国神社相撲場で行われた。この大会は、10月に日本で開催される世界相撲選手権大会および世界ジュニア相撲選手権大会の日本代表選考会。コロナ禍で20年以降中止が続いていた世界選手権の復活に伴い、この大会も4年ぶりに復活した。
 ジュニアの部(高校生以下)は男女3階級ずつ、それぞれ総当たりのリーグ戦で争われた。男子軽量級は大倉義経(埼玉栄高2年)が、中量級は三橋条ノ真(鳥取城北高2年)が制した。ともに3月の全国高校選抜大会では決勝で敗れており、雪辱の優勝で世界選手権への切符を勝ち取った。

 男子重量級は、一昨年の中学横綱で今年3月の全国高校選抜大会を制した西出大毅(和歌山商業高2年)が優勝。7人の総当たりで2~4位が3勝3敗で並ぶ混戦の中、1メートル80、160キロの巨体を生かした安定感のある相撲で6戦全勝と圧倒的な力を見せて頂点に立った。

 女子軽量級は中学生4人が出場し、服部亜豆紀(札幌市立向陵中3年)が全勝で制した。中量級は1敗で3人が並び、三つ巴の優勝決定戦でも再度1勝1敗で3人が並ぶ大混戦に。矢口愛利菜(大分・東九州龍谷高3年)が2度目の巴戦を制して優勝を決めた。

 重量級は、阿部なな(新発田市立紫雲寺中3年)と昨年のワールドゲームズ中量級金メダリストの石井さくら(東京・足立新田高3年)が白星を重ねて全勝同士で最終戦へ。阿部が立ち合いから一気に前に出て押し倒して世界王者を破り、中学生ながら頂点に立った。

 各階級優勝者は以下の通り。

 ▽ジュニア男子軽量級(80キロ未満)
大倉 義経(埼玉栄高2年)
 ▽ジュニア男子中量級(100キロ未満)
三橋 条ノ真(鳥取城北高2年)
 ▽ジュニア男子重量級(100キロ以上)
西出 大毅(和歌山商業高2年)
 ▽ジュニア女子軽量級(60キロ未満)
服部 亜豆紀(北海道・札幌市立向陵中3年)
 ▽ジュニア女子中量級(75キロ未満)
矢口 愛利菜(大分・東九州龍谷高3年)
 ▽ジュニア女子重量級(75キロ以上)
阿部 なな(新潟・新発田市立紫雲寺中3年)

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