混合団体日本V6 パリ五輪での金奪取はいばらの道 柔道世界選手権
2023年05月15日 06:26
柔道
ここで日本を救ったのが、2年連続団体戦代表の男子90キロ級・田嶋剛希(パーク24)で、延長戦の末に勝利して反撃を開始。再び1―3と後がなくなったが、男子90キロ超級の斉藤立(国士舘大)、女子57キロ級で個人戦銀メダルの舟久保遥香(三井住友海上)が連勝して五分に戻すと、無作為の抽選で決まる代表戦は女子70キロ級の新添が勝利し、劇的な逆転優勝での6連覇となった。
覇権を守った日本だが、来年に迫ったパリ五輪で東京のリベンジを果たすには、なおも険しい道が待っている。世界選手権では田嶋のように団体戦要員を起用できるが、五輪では不可能。同様に団体戦要員を起用したフランスも、個人戦で男子100キロ超級を制したリネール、女子63キロ級を制したアグベニェヌは1試合も出場せず、今大会は勝負を度外視したとの見方もできる。
五輪では個人戦の疲れが残った状態での出場が強いられ、日程的に特に重い階級ほど負担が大きい。場合によっては本来は1階級下の選手が起用されるが、東京五輪では女子52キロ級金メダルの阿部詩が準々決勝のドイツ戦で1階級上の57キロ級で敗れるなど、階級差の壁に直面した現実もある。
初めて採用され、金メダル確実と言われた東京五輪決勝では1―4で惨敗した日本。来年のパリで、本当のリベンジを果たすための闘いが始まる。
おすすめテーマ
2023年05月15日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
八村塁が決戦の地・デンバー出発 レイカーズファン「日本のジョーダン!」「世界を驚かせろ」
-
日大出身・春山が実力示す圧勝デビュー「アマチュアと違って所作があって緊張した」
-
暴力被害告発の三段目・安西「なぜ隠すという判断になったのか疑問に思った」実名にした理由も激白
-
もっと髪色・髪形を自由に 高梨沙羅の願い
-
高梨沙羅 「♯髪色自由化プロジェクト」サポーター就任「気持ちに芯が入る」
-
松山英樹は66で23位 次戦は今季メジャー第2戦「上位で戦えるようにしたい」
-
【相撲世界ジュニア選手権代表決定戦】男子重量級は西出大毅、女子重量級は中学生の阿部ななが全勝V
-
西村優菜は「74」で31位 リシャッフル前最後の一戦で年間ポイントランク80位以内をクリア
-
畑岡奈紗は通算6アンダーで8位「トップ10に入れたのは良かった」 高真栄が今季2勝目
-
ビキニフィットネス・ダンシーあずさ 誕生日にビッグな食べ物公開に「デカイ!」「すげぇ」「おおっ」
-
八村の“今、そこにいる確率”は超ミクロ! NBA4強入りに見え隠れする奇跡の数値
-
【東日本学生相撲新人戦】日大・成田力道が実力示す優勝 猪原陸人は早大で39年ぶりの準優勝
-
セルティクスが4強 テータムが51得点 地区決勝はディビジョン制とカンファレンス制を併せて38回目
-
混合団体日本V6 パリ五輪での金奪取はいばらの道 柔道世界選手権
-
岩井千怜 姉・明愛と史上初姉妹プレーオフ 美夢有との三つ巴制し3勝目!母の日に「最高のプレゼント」
-
岩井明愛 18番で追いつくもプレーオフで妹・千怜に屈す「8割は悔しくて、2割は千怜が勝ってうれしい」
-
山下美夢有 自身2度目のプレーオフで涙のV逸 昨年に続く“母の日連覇”ならず「悔しい」
-
青木瀬令奈 PO進出逃した…悔し4位「これを糧に頑張っていく」
-
高安 右内転筋筋損傷で休場 「全治に約3週間を要する見込み」
-
アマ横綱・大の里 ほろ苦デビュー「詰めの甘さを突かれました」
-
朝乃山 725日ぶりの幕内飾る白星 「ここからが本当の勝負」大関復帰へ第一歩
-
照ノ富士 238日ぶりの勝ち名乗り 両膝ケガから復活期す場所幸先良い初日
-
玉ノ井親方 照ノ富士は薄氷の白星発進 簡単に土俵際まで押された場面に見える勘の鈍り
-
霧馬山 大関昇進へ白星発進 「緊張あった」ヒヤリ土俵際も肩透かし
-
川崎 逆風にも負けずトップ通過も「全体的に物足りない」
-
ラグビー・東京SG FW陣に力負け…ラストプレーでモール押し込むもビデオ判定でノートライ
-
ラグビー・東京ベイ 逆転で初の決勝進出!執念の守りでトライ防いだ
-
Bリーグ・横浜BC 連勝で準決勝進出 右脚負傷も強行出場の河村12得点
-
男子5000メートル・順大の三浦が連覇 専門外種目も圧巻の走り
-
スケボー界の新星!13歳の小野寺吟雲が最年少V 唯一90点台で圧倒「100点満点」
-
奈紗 ショット「一番いい」手応え6差9位
-
柔道女子78キロ級・素根 涙の復活V 膝痛乗り越え「ホッとした気持ちが大きい」
-
松山 通算10アンダーで6差26位に後退 小平智は33位に浮上