スケボー界の新星!13歳の小野寺吟雲が最年少V 唯一90点台で圧倒「100点満点」

2023年05月15日 04:11

スケートボード

スケボー界の新星!13歳の小野寺吟雲が最年少V 唯一90点台で圧倒「100点満点」
男子スケートボードストリートで優勝した小野寺吟雲(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【Xゲーム千葉大会最終日 ( 2023年5月14日    千葉・ZOZOマリンスタジアム )】 スケートボード・ストリート男子決勝で、今年2月の世界選手権で3位に入った小野寺吟雲(ぎんう、13)が90・33点で初出場初優勝を果たした。13歳での同種目制覇は、主催者によると史上最年少。技をつなげて45秒間滑る「ラン」の1本目に、高難度のトリックを随所に取り込みながらフルメークし、唯一の90点台をマーク。スケボー界の新星が、さらに輝きを増してきた。
 45秒間にスケボーの未来を詰め込んだ。1本目は空中で板を縦回転させてレールに跳び乗り、さらに板を横回転させて着地するオリジナル技に成功。一発技を競う「ベストトリック」でも高得点を叩き出す技の構成でぶっちぎり、「全決めして、自分に勝ちたい気持ちで臨んだ。100点満点」と喜んだ。

 アクションスポーツの最高峰でも緊張感とは無縁だった13歳に、日本代表の早川大輔コーチは「完璧。今までのセオリーを全く無視する存在になっている」と驚きを持って称賛した。今大会は雨に見舞われ本番コースで十分に滑り込めずに決勝を迎えたが、「コースへの対応力が付いた」と世界選手権からの成長にも目を細めた。

 「宇宙に行ってスケボーをしたい」と壮大な夢を持つ小野寺だが、パリ五輪選考ランクでは日本人トップの3位。今大会を欠場した東京五輪金メダルの堀米雄斗とスタイルこそ異なるが、五輪ワンツーも現実味を帯びる。早川コーチも「スケボーの進化がどっちを向いているかでジャッジされる」と占った。

 母の日の快挙に「ママいつもありがとう。大好きだよ」と素直に気持ちを口にした13歳。パリ五輪も宇宙への通過点に過ぎないのかもしれない。

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