ラグビー日本代表・稲垣 浮上の鍵は「ミスを恐れない」 29日トンガ戦、連敗ストップへ強気求める

2023年07月27日 04:22

ラグビー

ラグビー日本代表・稲垣 浮上の鍵は「ミスを恐れない」 29日トンガ戦、連敗ストップへ強気求める
FW練習でラインアウトモールに加わる稲垣(左) Photo By スポニチ
 ラグビー日本代表のプロップ稲垣啓太(33=埼玉)が、失敗を恐れない大切さを説いた。チームは26日、「リポビタンDチャレンジカップ2023パシフィックネーションズシリーズ」第2戦トンガ戦(29日、花園)へ向け、宮崎合宿での練習を報道陣に公開。今秋のW杯フランス大会に向けた実戦3戦全敗で迎える一戦へ「リスクをとらないと勝てない。萎縮しない、ミスを恐れない」と連敗脱出を誓った。
 22日のサモア戦ではFWリーチ・マイケルがハイタックルによるレッドカードで退場し、14人での戦いを強いられ惜敗。ミスが原因で負けが続くと、タックルも消極的になりがちだ。それでも稲垣は「相手にゲイン(ライン)を切られてしまっても、つかまえさえすればタックルの精度は上がる。でも、そんな成功を求めてるわけではない」と強気のプレーをフィフティーンに求めた。

 23年初白星はつかめていないが、悲観はしていない。ゴールはここではなく、あくまでW杯。15、19年W杯も出場し、大会本番までの道のりを熟知する笑わない男は「覚悟を決めてやっている最中。落ち込んでいる時間もないので前に進むしかない」と静かに闘志を燃やしている。

 ≪ヴァル状態「完璧」≫オールブラックスフィフティーン第2戦で登録メンバー23人入りしながらも、コンディション不良で欠場していたプロップのヴァル・アサエリ愛は回復ぶりをアピールした。室内練習で汗を流し「(状態は)完璧」と不安はない。母国トンガとの一戦を前に、チームは「トンガウイーク」と題し、同国出身選手らで豚の丸焼きを調理。ソウルフードで英気を養い「先輩とか友達がいるので楽しみ。勝ちにいく」と意気込んだ。

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