本多が200Mバタで銅メダル 世界大会3連続表彰台 準決5位も“悪あがき”

2023年07月27日 04:30

競泳

本多が200Mバタで銅メダル 世界大会3連続表彰台 準決5位も“悪あがき”
力泳し、3位の本多(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【水泳世界選手権第13日 ( 2023年7月26日    福岡 )】 男子200メートルバタフライ決勝で本多灯(21=イトマン東京)が1分53秒66で銅メダルを獲得した。21年の東京五輪で銀、昨年の世界選手権で銅を獲得しており、世界大会で3大会連続の表彰台となった。
 あがいた。前半を4位で折り返し、150メートルでは2位に浮上。本多は重い体を必死に動かした。得意のラスト50メートルで3位に順位を落としたが、世界大会3大会連続のメダルを死守。「うれしい。去年までは勢いもあったが、今年は迷ったり、怖くなったり、いろんな感情があった中でのメダル。やり切った気持ちはある」と実感を込めた。

 23日の400メートル個人メドレーで予選敗退。本命種目200メートルバタフライのライバルでもあるマルシャン(フランス)に圧倒的な力の差を見せつけられ「こんなヤツと勝負するのか…」と自信を失った。中1日で迎えた200メートルバタフライは予選トップも、準決勝は5位通過。タイムが伸びず負のモードに入った時、人気ラッパーGADOROの曲「WARUAGAKI」を聴き「最後まで悪あがきする」と腹をくくった。

 今大会は世界記録を持つ絶対王者ミラク(ハンガリー)が心身のコンディション不良で欠場。本多は金メダル候補に挙がりながら、自己ベストから1秒近く遅れ、マルシャンと19歳のポーランド選手に敗れた。この日はパリ五輪開幕までちょうど1年で「頭がよくないので、そんなことは分からないが、諦めずに金メダルを目指したい」と視線を上げた。重圧を乗り越えての表彰台。首にかけたメダルには過去2度とは違う重みがあった。

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