【世界水泳】19歳・初出場の三井愛梨が大健闘の5位!「経験をパリにつなげていきたい」200Mバタ

2023年07月27日 20:02

競泳

【世界水泳】19歳・初出場の三井愛梨が大健闘の5位!「経験をパリにつなげていきたい」200Mバタ
女子200メートルバタフライ決勝で惜しくも5位に終わる三井(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【水泳世界選手権第14日 ( 2023年7月27日    福岡 )】 女子200メートルバタフライの決勝が行われ、初出場の三井愛梨(19=横浜サクラ)が2分7秒15で5位だった。
 50メートルを5番手でターンする上々の滑り出し。その後8位まで順位を落としたものの、ラスト50メートルで再びギアを上げ、5位に食い込んだ。「悔しい結果ではあるけど、決勝で楽しいレースができた。積極的に攻めたレースができた」と笑顔で振り返った。

 4月の日本選手権を昨年の世界選手権4位相当の好タイムで制し、初の代表権を獲得。世界大会デビューとなった今大会は予選から着実にタイムを上げるなど、勝負強さが光った。

 藤森コーチは三井について「最近の子」と表現する。指示を「嫌です」と却下されることは日常茶飯事。厳しく指導すると泣くため「楽しく、褒めて、乗せる」を意識する。

 6月の米国での高地合宿で三井は同会場で練習する瀬戸が加藤コーチから熱血指導を受ける場面に遭遇。呆然とした表情を浮かべ、加藤コーチから「大丈夫?」と心配されたという。この合宿には「オフに気分を上げたい」とビューラーを持参するなど、“女子大生”らしい一面も忘れない。

 12年ロンドン五輪、16年リオ五輪で同種目銅メダルを獲得している星は憧れの存在。幼少時代に試合会場で一緒に撮ってもらった写真は今も大切に保存しているという。初の決勝の舞台で力泳し、「経験をパリいつなげていきたい」。来夏パリ五輪に向けて、19歳が大きな経験を積んだ。

 ◇三井 愛梨(みつい・あいり)2004年(平16)6月12日生まれ、神奈川出身の19歳。5歳で水泳を始め、あざみ野中時代から横浜サクラSCに所属する。桐蔭学園高を経て、今年4月に法大に進学。22年ジュニアパンパシフィック選手権200メートルバタフライで優勝。今年4月の日本選手権の同種目で自己ベストを1秒以上更新して初優勝した。1メートル67、57キロ。

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