渋野 昨年全英以来首位発進「ちょっとびっくりした~」自己ベスト64 特別な場所でバーディーラッシュ

2023年08月05日 02:30

ゴルフ

渋野 昨年全英以来首位発進「ちょっとびっくりした~」自己ベスト64 特別な場所でバーディーラッシュ
16番、ティーショットを放つ渋野(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【米女子ゴルフツアースコットランド・オープン第1日 ( 2023年8月3日    英国ゲイレス ダンドナルド・リンクス=6494ヤード、パー72 )】 渋野日向子(24=サントリー)が8バーディー、ボギーなしでツアー自己ベストに並ぶ64をマークして単独首位に立った。前戦で6試合ぶりに予選突破を果たし、上り調子で挑んだ舞台で好発進。今季メジャー最終戦、AIG全英女子オープン(10日開幕)の前哨戦で19年全英女王が存在感を見せている。昨年大会覇者の古江彩佳(23=富士通)は74で54位と出遅れた。
 ツアー公式インタビューで開口一番「ファンタスティックラウンド」と声をかけられた。ボギーなしの8バーディーとまさに、素晴らしいスタート。渋野自身も「ちょっとびっくりした~」と笑顔がはじける内容だった。

 「ショットが凄く安定していた。やっぱり良いところにいるのは凄くうれしい」

 バーディーラッシュを見せた。10番をバーディー発進し、2メートルに寄せた13番からは4連続バーディーを奪う。午前の前半は風が弱いコンディションも生かし、徐々に強くなった後半はグリーン上が光る。6番でエッジから6メートルをねじ込み、ここから今度は3連続バーディー。パーオン率83・33%のショットに26パットのグリーン上がかみ合い、3月のドライブオン選手権第2日に並ぶツアー自己ベストの64となった。

 春先に左手を痛め、クラブの握りを変えるなど試行錯誤を続けてきた。5戦連続予選落ちと苦しんだが、前戦で3カ月ぶりに決勝進出。そして今、強く意識しているのが「力み」をなくすこと。手に力を入れすぎたことが負傷につながった一因と分析。風が吹く難コンディション下でも最後までやり抜き、「力まずにできていたのは凄く良かった」と手応えを口にした。

 19年の全英でのメジャー初制覇、そして昨年の全英では首位発進して3位。「自分にとって特別な場所」と語った英国には、やはり縁がある。「まだ1日だけなので。しっかり自分のプレーをできるように頑張りたい」と渋野。その冷静さも頼もしい。

 ≪第2Rも安定感≫4日に第2ラウンドがスタートし、単独首位から出た渋野は11ホールを終えて3バーディー、1ボギーとスコアを伸ばした。午後スタートながら風は穏やか。1番は3パットのボギー発進も、続く2番パー4で第2打を2メートルに寄せてバウンスバックに成功する。パー5の5番では2オンしてバーディーとし、後半11番では7メートルのチャンスを沈めた。「チャンスが多かった」という初日から引き続き、ショットに安定感があった。

 ≪奈紗後半伸ばした69≫24位から出た畑岡は69で回り、通算3アンダーに伸ばしてホールアウトした。前半をイーブンパーで折り返すと、アウトの後半でボギーなしの3バーディーを奪う。1番パー4で第2打をピン奥1メートルにピタリとつけ、いずれもパー5の3番と5番できっちりとスコアを伸ばした。前戦のエビアン選手権を3位で終え、今大会初日は72で24位とまずまずの滑り出し。「しっかり伸ばして上位に入れるように」と語った通りの2日目になった。

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