石川航 耐えた19位 今季初予選突破 兄・遼の分まで上位へ「ひそかに応援してくれているといいな」

2023年08月05日 04:35

ゴルフ

石川航 耐えた19位 今季初予選突破 兄・遼の分まで上位へ「ひそかに応援してくれているといいな」
1番でティーショットを放つ石川航 Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー横浜ミナトチャンピオンシップ第2日 ( 2023年8月4日    神奈川県 横浜CC=7231ヤード、パー71 )】 8位から出た石川航(23=フリー)が3バーディー、3ボギーの71で回り、通算3アンダーの19位で今季出場2試合目で初めて決勝ラウンドに進んだ。兄の石川遼(31=CASIO)が73を叩き、通算4オーバーの92位で予選落ちした中、弟は首位と7打差から上位を目指す。
 昨年のKBCオーガスタ以来3度目の予選通過を果たし石川航は「4日間プレーしてどういう収穫を得るかが大事だと思うので良かった」と胸を張った。

 ティーショットでUTを駆使するなど堅実にプレー。インから出て14番、15番でショットをピンに絡めて連続バーディー。17番で第1打をブッシュに打ち込み、18番でも落としたが、1番で取り返すなど踏ん張った。

 日体大時代の盟友で練習仲間の河本、中島、そして兄の石川遼と同組で優勝争いするのが夢。残念ながら兄と河本が予選落ちし今週は実現しない。

 兄について聞かれると「ひそかに応援してくれているといいな」とはにかんだ。その思いに応え、石川遼は「まだ(プロ人生は)始まったばかり。予選を通ることも彼にとっていいこと。応援したい」と弟を気遣った。ツアーの最高順位は51位。8歳違いの兄の分も石川航が上位を目指す。

 ≪清水自己ベスト61≫清水が自己ベストの61をマークし80位からV圏内に急浮上した。2番で第1打を隣のホールに曲げるが、木の間を抜くショットで2・5メートルにつけバーディー。そこから勢いに乗って10バーディーを奪った。「スコアを守りすぎないようにガンガン行こうと思ってやっていました」。21年に初シードを獲得。昨季は賞金ランク25位まで順位を上げた。決勝ラウンドに向け「自分のゴルフをすれば結果はついてくると思います」と意気込みを語った。

 ≪勝俣完璧イーグル≫勝俣は330ヤードの8番パー4で1オンに成功。3メートルのパットを沈め2日連続で同一ホールでイーグルを奪った。「完璧なショット。昨日はちょっと長いパットだったけど、今日は本当にピンの方向に行った」と会心の笑み。先輩プロの中西から「手と体の距離感を変えないように」とパットのアドバイスをもらい軌道が安定してきたという。「得意の1Wでガンガンスコアを伸ばしたい」とシード1年目の27歳は決勝ラウンドを見据えた。

 ▼1位・稲森佑貴 タラレバを言えばあと2、3発はパットが入っても良かった。とりあえずノルマはクリアできた。(18年日本オープンVの相性の良いコースで首位キープ)

 ▼10位・小浦和也 今日はパットが普通でした。ショットの状態が良くないので明日は謙虚に攻めたい。(72とスコアを落とし)

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