シンデレラボーイ長田智希がまた存在感 W杯初代表どころかレギュラー格へ「通用するという自信はある」

2023年08月06日 02:15

ラグビー

シンデレラボーイ長田智希がまた存在感 W杯初代表どころかレギュラー格へ「通用するという自信はある」
<日本・フィジー>後半、中盤から抜け出した長田が独走、ゴールに迫る(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビーリポビタンDチャレンジカップ2023パシフィックネーションズシリーズ最終戦   日本12―35フィジー ( 2023年8月5日    東京・秩父宮ラグビー場 )】 世界ランキング12位の日本は、同10位のフィジーに12―35で完敗した。前半7分にフランカーのピーター・ラブスカフニ(東京ベイ)が危険なタックルで一発退場となる苦しい展開の中、2試合連続で12番を任されたCTB長田智希(埼玉)が再び存在感を発揮した。
 身長1メートル79、体重90キロと決して大きくない長田だが、強じんなフィジカルと、腰の強いランを随所で発揮。アウトサイドセンターに入っていた0―28の後半28分ごろには、自陣でパスを受けるとディフェンスラインの間隙を突き一気に加速。インゴールまであと5メートルでタックルされて倒れたが、疲労困憊(こんぱい)の時間帯に70メートルを1人で運ぶ非凡な体力も見せつけた。

 「あの場面で取り切れるようになりたい。課題がたくさん出た」と相変わらず自己評価は厳しい23歳だが、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチは「凄くいいプレーをした」と称える。シーズン中に行われたミーティングだけのミニ合宿には招集されず、構想外から一気に主力へと駆け上がろうとしているシンデレラボーイ。「通用するという自信はあるが、試合をしっかり振り返って次につなげたい」とさらなる成長を誓った。

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