数字に意味を持たせる羽生結弦さん 実は元担当記者も数字にこだわっていた

2023年08月05日 12:07

フィギュアスケート

数字に意味を持たせる羽生結弦さん 実は元担当記者も数字にこだわっていた
羽生結弦(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 フィギュアスケート男子で14年ソチ、18年平昌と五輪連覇を達成し、プロとして活動する羽生結弦さん(28)が結婚することを4日、「羽生結弦official_Staff 公式」のX(旧ツイッター)で発表し、世界に祝福の声があふれた。
 Xに投稿したのは午後11時11分。「1」が4つ並ぶ時刻は、自身の選択だろう。

 羽生さんが数字に意味を込めているのではないか、と考えるようになったのは20年5月6日だった。新型コロナウイルスの脅威にさらされる中、日本スケート連盟のツイッター(現X)に動画メッセージで登場。自身も被災した11年東日本大震災以降に披露した17曲の振り付けを再現した。

 「フィギュアスケーターの羽生結弦です。2011年3月11日から今までの、僕とプログラムたちの道のりです」とする動画は3本。あいさつ部分も含めた総再生時間は311秒だった。「3・11」とのシンクロ。意図したものだったのか聞く機会はなかったが、偶然とは思えなかった。

 以降、私はネット用に記事を配信する際、時間も意識するようになった。誕生日の記事なら、日付が変わる午前0時00分。クワッドアクセル(4回転半)に挑む姿を書いた時は、4・5回転から午後4時30分と設定した。

 中でも羽生さんにとって特別な数字は「1」だ。昨年8月7日、公式YouTubeチャンネルを開設し、初めてアップした動画の長さは1分11秒。同9月30日の午前1時11分に公式ツイッター(当時、現X)を開設し、同日の午前11時11分に単独アイスショーの開催を発表した。

 結婚を発表した文面にも「これからも、最高のスケートができるよう、一つ一つ、一瞬一瞬を積み重ね続けます」と「一」が4つ並ぶ部分があった。

 この記事の配信時間はいろいろと迷った末に、この時間とした。羽生さん、おめでとうございます。(杉本 亮輔)

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