【小山巡業】琴ノ若が申し合い“大関仕様”で連続11番「稽古場から勝負」大関足固めの秋場所へ気合

2023年08月20日 18:26

相撲

【小山巡業】琴ノ若が申し合い“大関仕様”で連続11番「稽古場から勝負」大関足固めの秋場所へ気合
大栄翔(右)の胸を借りてぶつかり稽古を行う琴ノ若(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の夏巡業が20日、栃木県小山市の県立県南体育館で行われ、小結・琴ノ若(25=佐渡ケ嶽部屋)が11番の申し合い稽古を行った。
 まずは幕内・錦木(32=伊勢ノ海部屋)、王鵬(23=大嶽部屋)、十両・輝(29=高田川部屋)を相手に5番取って全勝。その後、幕内・竜電(32=高田川部屋)と6番取って3勝3敗。計11番連続で取り続けた。申し合いは原則勝ち残り方式だが、大関以上になると勝っても負けても下がらずに次の相手を選んで指名する。琴ノ若は14日の旭川場所や15日の恵庭場所でも同じような“大関仕様”の稽古を行ってきた。

 この日も巡業部の親方らの指示でその方式に。これは次期大関候補としての期待の表れでもある。「そう言っていただけるのはありがたい。だからこそ短い時間でも集中してできるように」。巡業中は限られた稽古時間を有効活用し、充実の日々を過ごしてきた。

 夏巡業のほぼ全日程で申し合い稽古に参加しており、連日10番以上取っている。「稽古場から勝負だと思うので気持ちで負けないように、しっかりやっていくのが大事」。大関獲り足固めに挑む秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)へ向け、気持ちを高めた。

 今月14日は、琴ノ若の祖父で先代師匠の元横綱・琴櫻の命日。「巡業中だったのでとりあえずその場で手を合わせて、帰ってからお墓参りに行きました」。生前に約束していた「大関昇進で琴櫻襲名」が少しずつ現実味を帯びてきた今、「(大関に)上がることが先代への供養にもなる」と改めて誓いを立てた。

おすすめテーマ

2023年08月20日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム