【世界陸上】20歳・柳田大輝は男子100メートル準決勝敗退 素晴らしいスタートも次々かわされ7着

2023年08月20日 23:48

陸上

【世界陸上】20歳・柳田大輝は男子100メートル準決勝敗退 素晴らしいスタートも次々かわされ7着
男子100メートル準決勝で懸命の走りを見せたが7着で敗退となった柳田(AP) Photo By AP
 【陸上・世界選手権第2日 ( 2023年8月20日    ハンガリー・ブダペスト )】 男子100メートルの柳田大輝(20=東洋大)は決勝には届かなかった。準決勝2組で10秒14、7着に終わった。決勝へは準決勝3組ある中で各組2位以内か、各組3位以下でタイム上位2着に入る必要があった。
 ただ、柳田にとって大きな収穫のある大会となった。前日(19日)の予選は10秒20で突破。準決勝に向けて「全員が一気に前に出ると思う。まずは自分が先行するくらいじゃないとファイナルに進めない」と意気込んでいた。その言葉通り、最高のスタートから先頭に立った。そこからが世界の壁。レース中盤から次々とかわされた。

 柳田は「いいところを出せずに自分らしくないレースになってしまったというのが今、一番思うところ。今のままだと戦えないということがよく分かった。もっと力を付けて、また戻ってきたい」と悔しそうに語った。それでも、まだ20歳。この敗戦を生かすチャンスはいくらでもある。

 ◇柳田 大輝(やなぎた ひろき)2003年(平15)7月25日、群馬県館林市出身の20歳。東農大二高を経て昨年4月に東洋大入学。両親の影響で陸上を始め、館林第一中時代に全日本中学選手権の走り幅跳び優勝、100メートル2位。東農大3年では高校歴代日本2位タイの10秒22をマーク。昨年のU20世界選手権は6位入賞。自己ベストは10秒02。1メートル82、71キロ。趣味は大学の入寮と同時に始めた料理。

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