【世界陸上】3連覇狙った山西利和 男子20キロ競歩まさかの24位 日本勢3大会ぶりメダルなし

2023年08月20日 04:59

陸上

【世界陸上】3連覇狙った山西利和 男子20キロ競歩まさかの24位 日本勢3大会ぶりメダルなし
25位に終わった山西(中央)(AP) Photo By AP
 【陸上・世界選手権第1日 ( 2023年8月19日    ハンガリー・ブダペスト )】 陸上の世界選手権がハンガリー・ブダペストで開幕し、雷雲接近などで開始が2時間遅れた男子20キロ競歩では3連覇を狙った山西利和(27=愛知製鋼)が24位に沈むなど、日本勢は3大会ぶりのメダルなしに終わった。
 24位でゴールした山西は力なくお辞儀した。3連覇は夢と消え、メダルはおろか入賞にも届かない厳しい結果。「弱すぎて…。原因が分からない」と言葉を振り絞った。

 午前8時50分開始のレース前に雷雲接近で2時間遅れるハプニングも影響したか、8キロ手前で2位集団から後退。終盤は優勝選手に周回遅れにされる屈辱も味わった。

 日本勢は“お家芸”で3大会ぶりのメダルなし。「由々しき事態」と言う山西は、来夏のパリ五輪で個人種目として35キロが消滅したことも原因に挙げる。「分散していた戦力が20キロに集中している。より競争力が高くなっている」と危機感を募らせ「体力を根本的につけていく。気持ちのセットをもう一回し直す」と出直しを期した。

 ≪池田、最後に脚が上がった≫
 東京五輪、昨年の世界選手権とも銀メダルの池田は積極策が実らず、15位に終わった。15キロ手前まで先頭も「最後は脚が止まってしまった」と終盤の失速に悔しさをにじませた。「途中まで先頭を歩けたのは一つ学べた」と収穫を挙げつつ「もう一度底上げして、来年以降メダルを獲りたい」と話した。日本勢最上位の12位だった初出場の古賀は「もう少し粘りが足りず入賞できなかった」と悔やんだ。

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