【バスケW杯】順位決定戦組み分け決定!日本2連勝ならパリ五輪切符獲得 他のアジア勢全敗が“追い風”

2023年08月31日 00:10

バスケット

【バスケW杯】順位決定戦組み分け決定!日本2連勝ならパリ五輪切符獲得 他のアジア勢全敗が“追い風”
<バスケW杯1次リーグ オーストラリア・日本>試合後、ファンの声援に応える渡辺雄太(中央12番)ら日本代表メンバー(ロイター)
 バスケットボール男子W杯は30日、1次リーグ全日程が終了。2次リーグに進出する16チームと、17~32位の順位決定戦に回る16チームが決定。唯一2次リーグ進出の可能性を残していたB組の中国(世界ランク27位)がプエルトリコ(同20位)に89―107と敗れ3連敗。日本(同36位)のパリ五輪出場権獲得の行方は17~32位の順位決定戦で決まることになった。
 来年のパリ五輪に出場できるのは12チームのみ。そのうち今大会では開催国のフランスを除いた米国大陸2、欧州2、アジア1、オセアニア1、アフリカ1の計7チームが決定する。アジア勢の日本は中国、イラン(同22位)、ヨルダン(同33位)、フィリピン(同40位)、レバノン(同43位)とその1枠を懸け五輪切符を争う。

 順位決定戦は各1次リーグ下位2チームの計16カ国によって争われ、2組ずつを統合し4組(M~P)に組み分け。1次リーグ3試合の結果は持ち越しとなり、順位決定戦2試合の結果を含めて最終的な順位が決まる。日本は同じE組のフィンランド(同24位)に加え、F組のベネズエラ(同17位)、カボベルデ(同64位)と同組に。1次リーグで対戦したフィンランドとは試合せず。31日にF組4位ベネズエラ、9月2日にF組3位カボベルデと同じ沖縄で対戦することが決まった。

 アジア勢で唯一勝利を挙げたのは日本のみとあって1勝は大きな“追い風”となりそうだ。日本は残り2戦とも勝利すれば他組の結果に関係なく五輪切符獲得へ。勝敗が並んだ場合は得失点差が命運を分けることになる。

 そのため順位決定戦M組のフィリピンは3戦全敗ながら得失点差が日本より上回っており、もし勝敗が並んだ場合は“危険な存在”に。特にフィリピン―中国戦は日本にとっても見逃せない重要な試合となってきた。

 さらにメキシコ(同31位)、エジプト(同55位)と対戦するN組のヨルダンも不気味な存在。P組のイランは強豪国フランス(同5位)との対戦が控えているため、やや厳しい状況か。なお、17~32位の順位は(1)勝敗(2)得失点差(3)総得点(4)世界ランキングによって決定する。

 <今大会のアジア勢順位>
 (1)日本   (1勝2敗、得失点差-28)
 (2)フィリピン(0勝3敗、得失点差-23)
 (3)イラン  (0勝3敗、得失点差-63)
 (4)ヨルダン (0勝3敗、得失点差-77)
 (5)中国   (0勝3敗、得失点差-80)
 (6)レバノン (0勝3敗、得失点差-100)

 <順位決定戦組み分け>
▼M組 フィリピン、アンゴラ、南スーダン、中国
▼N組 ヨルダン、ニュージーランド、メキシコ、エジプト
▼O組 日本、フィンランド、ベネズエラ、カボベルデ
▼P組 イラン、コートジボワール、レバノン、フランス

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