馬淵優佳「兄のような存在」引退の寺内健に感謝 自身はパリ五輪遠のく結果に 飛び込み日本選手権

2023年09月01日 21:12

飛び込み

馬淵優佳「兄のような存在」引退の寺内健に感謝 自身はパリ五輪遠のく結果に 飛び込み日本選手権
<飛び込み日本選手権>女子3メートル板飛び込み決勝、榎本(右)と健闘をたたえ合う馬淵(撮影・木村 揚輔)  Photo By スポニチ
 【飛び込み日本選手権第1日 ( 2023年9月1日    日環アリーナ栃木 )】 男子シンクロ板飛び込み決勝で、今大会限りで引退する日本人最多タイの夏季五輪6大会出場の寺内健(43)と坂井丞(31=ともにミキハウス)組が、計393・45点で8連覇を達成。
 有終の美を飾ったレジェンドに、女子の馬淵優佳(28=同)は「家族のような、兄のような存在。引退は寂しいが、学んできたことはたくさんあるので、自分もこれからの世代の人たちに、何か影響を与えられるような選手にならなきゃなと感じる」と感謝の言葉を口にした。

 馬淵の父は寺内を30年以上も指導してきた崇英コーチ。95年2月に自身が生を受ける以前から父の指導を受け、1歳だった96年には初五輪だったアトランタ大会にも出場した寺内は、家族同然の存在だった。飛び込みを始めた後は最高のお手本であり、理解者だったのも寺内。「物心が付いた時から、健さんが側にいるありがたい環境の中で競技をやらせていただいた」と改めて感謝した。

 馬淵自身は大会初日のこの日、2種目に出場して3メートル板飛び込みは3位、榎本遼佳(栃木トヨタ)と組んだシンクロ板飛び込みは1位も来年2月の世界選手権(ドーハ)の選考基準点に届かず。パリ五輪の出場権が懸かる同大会の出場は極めて厳しくなり、「(シンクロ板飛び込みは)4本目に大きなミスをしてしまって、(得点が)伸びなかったのが悔しい」と厳しい表情。夫で競泳の瀬戸大也ら家族が見守られる中で奮闘も、パリへの道は大きく遠のく結果となった。

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