長野“タイガ”チャージで首位タイ浮上 7バーディーで20歳141日男子ツアー史上6位年少V見えた

2023年09月24日 04:50

ゴルフ

長野“タイガ”チャージで首位タイ浮上 7バーディーで20歳141日男子ツアー史上6位年少V見えた
9番、バーディーを奪い、ギャラリーの声援に応える長野泰雅(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフ パナソニック・オープン第3日 ( 2023年9月23日    兵庫 小野東洋GC=7113ヤード、パー72 )】 男子ゴルフのパナソニック・オープンは23日、3日目が行われた。ツアー本格参戦2年目の長野泰雅(20=福岡地行)が7バーディー、3ボギーの68で回り、通算16アンダーの首位に浮上した。
 20歳141日で初優勝すれば、男子ツアー史上6位の年少記録。昨年は蝉川泰果(22=フリー)がアマチュアでツアー初優勝を飾った大会で、今年はもう一人の「タイガ」が頂点を虎視眈々(たんたん)と狙っている。

 もう一人のタイガがツアー初Vへ大きく前進した。風速5.9メートルと難しいコンディションの中で、スコアを伸ばして首位浮上。

 「風が思ったよりも強いことがあったり、意外と来ないことがあったりして、(ティーショットで)ちょっとラフとかがあった。(ショット自体には)悪いイメージはない」と振り返った。

 昨年は、蝉川泰果がアマチュアとしてツアー初優勝を飾った大会。昨年覇者として臨んだ今大会では予選落ちをしてしまったが、20歳の泰雅が優勝争いを盛り上げている。

 この日は、2番でバーディーが先行。3、5番のボギーで一時は後退するも、6、7番の連続バーディーでカムバックした。終盤の15、16番でも連続バーディーを奪い、宋永漢と並び首位でフィニッシュ。

 絶好のチャンス到来だが、「(最終日は)いつも通り、セカンドがいいところにあれば狙っていきます」と自らに言い聞かせた。

 ドライビングディスタンスは306.92ヤードを誇る飛ばし屋だが、この日は1Wを封印。左右幅が狭く正確なショットが求められるコースセッティングと強い風が吹き付ける天候を考慮した結果、「(最終日も)持つことはないと思います。明日も同じ風だと思うので」と決断した。

 史上最高のゴルファーと称されるタイガー・ウッズが名前の由来。前年に続き、今大会でもタイガ旋風が巻き起こるのか。

 歴代6位のツアー年少初優勝記録となる20歳141日でのツアー初優勝へ「(勝ちたい気持ちは)100%あります」と力強く宣言した。

 ◇長野 泰雅(ながの・たいが)2003年(平15)5月6日生まれ、福岡県出身の20歳。九州シニア優勝の経験を持つ父・清一さんの影響で9歳でゴルフを始める。沖学園高時代に九州ジュニア優勝。22年に日本プロゴルフ協会プロテストでトップ合格。同年の日本オープン3位。昨季は賞金3023万円を稼ぎランク30位で初シードを獲得。ドライビングディスタンスは306.92ヤードでランク12位。1メートル70、75キロ。

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