舞の海氏 21歳熱海富士の優勝決定戦「思い切って踏み込む気持ちは分かる」大関・貴景勝の心境も代弁

2023年09月24日 19:47

相撲

舞の海氏 21歳熱海富士の優勝決定戦「思い切って踏み込む気持ちは分かる」大関・貴景勝の心境も代弁
<秋場所千秋楽>優勝決定戦で熱海富士(左)をはたき込みで下した貴景勝(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 【大相撲秋場所千秋楽 ( 2023年9月24日    両国国技館 )】 大相撲秋場所は24日に千秋楽の取組が行われ、大関・貴景勝(27=常盤山部屋)が熱海富士(21=伊勢ケ浜部屋)との優勝決定戦を制し、今年の初場所以来4場所ぶり4度目の優勝を果たした。全休明けの大関による優勝は03年春場所の千代大海以来2人目の“快挙”となった。一方の熱海富士は、単独首位で迎えた千秋楽の本割と決定戦で連敗し所要18場所での史上最速優勝はならなかった。
 4敗同士で迎えた決定戦。立ち合いで貴景勝が左に動き、踏み込んだ熱海富士ははたき込まれ土俵に手をついた。あっけない幕切れに場内は騒然。熱海富士は悔しそうな表情を見せながらも、前を向き花道を引き揚げた。

 NHK大相撲解説者の舞の海秀平氏(55)は、一瞬で勝負が決した優勝決定戦について「熱海富士もある程度経験があれば、貴景勝のこういう立ち合いも頭に入れておいてほしかったというところなんですが、まだ若いし経験も浅いですから。思い切って踏み込んでいく気持ちは分かりますよね」と千秋楽まで優勝争いの先頭を走った21歳を思いやった。

 一方、貴景勝については「立ち合いで一つ当たってほしかった」としながら「どんな立ち合いでもどんな内容でも、勝って責任を果たさなければいけないというその気持ちも分かります」と角界をけん引する立場としての大関の心境を代弁していた。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2023年09月24日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム