【ラグビーW杯】サモア アルゼンチンの前に敗戦も要注意 “ラスボス”マロロが脅威

2023年09月24日 04:30

ラグビー

【ラグビーW杯】サモア アルゼンチンの前に敗戦も要注意 “ラスボス”マロロが脅威
<アルゼンチン・サモア>後半、トライを決めたマロロが吠える(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組   アルゼンチン19―10サモア ( 2023年9月22日    サンテティエンヌ )】 日本と同組の注目の一戦は、次戦で日本と対戦するサモアがアルゼンチンに10―19で敗れ、今大会初黒星となった。しかし、日本国内でプレーした経験もあるフッカーのサマ・マロロ(25)は、途中出場から2試合連続でトライを奪い、存在感を示した。後半に登場し、試合の流れを変える“サモアのラスボス”は、日本の脅威となりそうだ。
 サモアの切り札は攻撃型のゲームチェンジャーだ。マロロは後半16分に投入されると、完敗ムードを一変させた。3―16の同35分に獲得したペナルティー。敵陣左ゴール手前で自らタップゴーで速攻を仕掛け、最後は相手防御に突進してインゴールへ。19年にサントリー(現東京SG)でプレーした経験を持つ男は、試合後のミックスゾーンで日本語と英語を交えながら「めっちゃめっちゃエネルギー(を出した)!」とうなずいた。

 初戦のチリ戦は19―10の後半開始から出場し、2トライを奪って43―10の快勝に貢献した。マプスア監督は「チームに前半とは違うエナジーを与えてくれる」とリザーブからの起用理由を明かした。

 サモア人ながら家族とオーストラリアに居住していた過去もあり、オーストラリアのU―20代表歴も持つ。スーパーラグビーのレベルズ、米国のプロリーグMLRなどを渡り歩き、サントリー時代に「好きになった言葉」という「一期一会」をタトゥーで背中に刻む“ジャーニーマン”。1勝1敗で並んだ日本の前に立ちはだかる大きな壁になるかもしれない。

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