【ラグビーW杯】世界1位アイルランドが前回王者・南アを撃破 キックの差で激戦制す

2023年09月24日 06:43

ラグビー

【ラグビーW杯】世界1位アイルランドが前回王者・南アを撃破 キックの差で激戦制す
<アイルランド・南アフリカ>南アフリカを破り、ファンの歓声に応えるアイルランドのセクストン主将(AP) Photo By AP
 【ラグビーW杯フランス大会1次リーグB組   アイルランド13―8南アフリカ ( 2023年9月23日    サンドニ )】 世界ランキング1位のアイルランドと前回王者・南アフリカとの1次リーグ屈指の好カードは、アイルランドが13―8で南アフリカを破り、事実上の決勝との声もある大激戦を制した。アイルランドは3連勝、総勝ち点で首位。南アフリカは2勝1敗、総勝ち点10で2位。
 約8万人を収容するスタンドが緑色に染まる中、熱烈な応援を背に受けたアイルランドが、欧州王者の意地と誇りを前面に出した。前半6分にPGで3点を先行されたものの、同33分、SOセクストン主将がゴールラインに迫ると、空いた大外にボールを回し、最後はWTBハンセンが逆転トライ。コンバージョンも決まり、前半を7―3とリードして終えた。

 しかし王者も黙ってはいない。後半11分、南アフリカはゴール前右中間のスクラムを起点に、1次攻撃目で一気にボールを左大外のWTBコルビに回して逆転トライ。1点リードして最後の30分間に突入した。

 最終的に勝敗を分けたのは、プレースキックの精度の差だった。この後、後半19分にセクストンのPGで逆転し、37分にも途中出場のSOクラウリーのPGで得点を追加したアイルランドに対し、南アフリカはコルビのトライ後のコンバージョンに加え、後半7分、24分、26分と3本のPGも外し、追加得点を奪えず。わずか5点差の接戦を落とす原因となった。

 前回大会も開幕時に世界ランキング1位だったアイルランドだが、本番では8強止まり。過去最高成績は7度の8強と、W杯では結果を残せない負の歴史に終止符が打たれるのか。1次リーグ突破をほぼ確実にし、準々決勝では開催国フランスかニュージーランドとの対戦が有力で、今後の進撃に注目が集まる。

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