虎党・勝みなみが首位に4差接近よ「“アレ”を目指して頑張ります」パットさえた3連続バーディーも

2023年09月24日 04:40

ゴルフ

虎党・勝みなみが首位に4差接近よ「“アレ”を目指して頑張ります」パットさえた3連続バーディーも — 勝みなみ Photo By スポニチ

【女子ゴルフツアー　ミヤギテレビ杯ダンロップ女子第2日（ 2023年9月23日宮城　利府GC＝6569ヤード、パー72 ）】今季から米ツアーに主戦場を移した勝みなみ（25＝明治安田生命）が20位から出て5バーディー、1ボギーの68と伸ばし、首位と4打差の6位まで浮上した。小祝さくら（25）に並ぶ黄金世代の国内最多勝利（9勝目）を狙える位置で最終日を迎える。首位で出た岩井明愛（21＝Honda）が通算10アンダーで単独首位に立ち、史上4人目となる2週連続完全Vに王手をかけた。

　勝のパットがさえる。11、12番で続けて5メートルを読み切った。13番ではピン手前から4メートルをねじ込み、3連続バーディーとした。「原点に返って、フェースの向きと構えを平行にしました」。試行錯誤が続いたグリーン上で不安が消え、パットが面白いように決まった。

　この日は公私で仲の良い小祝と同組。リズムの合うラウンドも好結果に直結した。前日も仙台まで足を運び楽天―日本ハム戦を観戦。小祝の推しという清宮幸太郎内野手に「陰ながら手を振っていました」と笑う。現在、アマ時代を含め通算8勝。その小祝に並ぶ黄金世代の国内最多9勝を狙える位置に浮上した。

　今季から米国に主戦場を移し今大会もスポット参戦。米ツアーでは特にメジャーの難設定にゴルフの奥深さを知り「世界観が広がった」と言う。一方でシード争いが続く米国とは異なり国内ツアーには自然体の勝がいる。「サウナにも入り、牛タンも食べました。幸せをかみしめてます」と日本を満喫している様子だ。

　今季国内は出場5戦目で4季連続の優勝もかかる。大の虎党で、阪神が優勝を決めた14日の巨人戦は8回表から涙したという。最後はやっぱり「今年最後の日本ツアーかもしれない。楽しく“アレ”を目指して頑張ります」と豪快に笑った。

　▼3位・西郷真央　トップの選手が飛ばし屋なのであまり（順位の）縮まりやすさは感じない。自分のプレーに集中したい。（最終日は3打差で首位を追う）

　▼6位・稲見萌寧　ショットが果てしなく調子悪くて今日はオーバー気分です。（パットでショットの不調をカバーし、スコアを2つ伸ばす）