新入幕・東白龍 同学年の貴景勝と「早く対戦できるように」かつてのライバルとの再戦を熱望

2023年10月30日 15:14

相撲

新入幕・東白龍 同学年の貴景勝と「早く対戦できるように」かつてのライバルとの再戦を熱望
番付表を手にする新入幕の東白龍(左)と師匠の玉ノ井親方(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 日本相撲協会は30日、大相撲九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)の新番付を発表した。新入幕を果たした東白龍(27=玉ノ井部屋)は師匠の玉ノ井親方(元大関・栃東)同席の下、福岡県須恵町の宿舎で会見を行った。
 念願を成就させ「素直にうれしいです」と喜びを表した。昨年春場所から10場所連続で十両4枚目以内の地位を維持するも2桁勝利は一度もなく、なかなか新入幕を決めきれず。「あと1番みたいなことが何回もあって悔しかった。やっと10勝できて、やっと上がれてうれしい」と感慨を込めた。

 96年生まれの27歳。同学年には、アマチュア時代に何度も対戦してきた阿武咲や翠富士、錦富士らが既に幕内で活躍している。「同学年がみんな幕内に上がっていて悔しかったので、やっとみんなと同じ場所に行ける」とライバル意識は常に持っていた。

 特に対戦してみたいのは大関・貴景勝。千葉・専大松戸高の東白龍と埼玉栄高の貴景勝は関東大会決勝等で何度も顔が合い「6~7回ぐらい対戦して1回しか勝っていない」という。唯一勝ったのは高校2年時の全国高校総体個人戦準々決勝で、突っ張っておいての引き落としという今も変わらない得意技を決めていた。東前頭15枚目の東白龍が大関と対戦するにはかなりの好成績で優勝争いに絡む必要がある。今場所すぐにとは言わないが「早く対戦できるように頑張ります」と幕内の土俵での再会を望んだ。

 ◇東白龍 雅士(とうはくりゅう・まさひと)本名=白石雅仁。1996年(平8)4月17日生まれ、東京都墨田区出身の27歳。葛飾白鳥相撲教室で小5から相撲を始め、葛飾区立大道中2年時に全中8強。3年時に白鵬杯優勝。専大松戸高1年時に全国高校総体準優勝。2年時に全国高校総体3位。3年時に全国高校総体準優勝、国体優勝。東洋大1年時に全国学生体重別大会135キロ未満級準優勝。2年時に全国大学選抜宇佐大会準優勝。3年時に全日本大学選抜宇和島大会優勝。4年時に全国選抜大学実業団対抗和歌山大会優勝、東日本学生選手権優勝、全日本選手権8強。卒業後、玉ノ井部屋に入門。三段目100枚目格付け出しで19年夏場所初土俵。同場所で三段目優勝。21年初場所で新十両昇進。得意技は突っ張り、はたき込み。1メートル82、131キロ。

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