東白龍「狙えるなら10勝して三賞」目標明言 国技館の地元・墨田区出身では76年ぶりの新入幕

2023年10月30日 15:45

相撲

東白龍「狙えるなら10勝して三賞」目標明言 国技館の地元・墨田区出身では76年ぶりの新入幕
番付表を手にする新入幕の東白龍(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 日本相撲協会は30日、大相撲九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)の新番付を発表した。新入幕を果たした東白龍(27=玉ノ井部屋)は師匠の玉ノ井親方(元大関・栃東)同席の下、福岡県須恵町の宿舎で会見を行った。
 東白龍は、大相撲の聖地・両国国技館がある東京都墨田区の出身。墨田区からは、1947年秋場所の出羽錦以来、実に76年ぶりの幕内力士誕生となった。東京場所の“超地元力士”となるが、実家は葛飾区に近い墨田区北部にあり国技館からは約5キロ離れている。「電車でも20分以上かかるし、自転車で行けないぐらい遠いです」と笑った。

 小5から通った葛飾白鳥相撲教室OBとしては、大道(現・阿武松親方)、千代大龍(昨年引退)、英乃海、剣翔、翔猿に続いて6人目の新入幕。「白鳥(相撲教室)出身で幕内に上がってないのは僕ぐらいじゃないですか?」。東白龍より先輩で角界入りした過去6人中5人が幕内に上がっており、偉大な先輩たちに続いた。後輩では、幕下・峰洲山(26=鳴戸部屋)、二本柳(23=阿武松部屋)、荒雄山(22=阿武松部屋)が次の関取昇進を狙っている。

 今場所の目標は「勝ち越して、狙えるなら10勝して三賞も」と明言した。十両で着実に蓄えてきた実力を発揮し、新入幕場所で暴れてみせる。

 ◇東白龍 雅士(とうはくりゅう・まさひと)本名=白石雅仁。1996年(平8)4月17日生まれ、東京都墨田区出身の27歳。葛飾白鳥相撲教室で小5から相撲を始め、葛飾区立大道中2年時に全中8強。3年時に白鵬杯優勝。専大松戸高1年時に全国高校総体準優勝。2年時に全国高校総体3位。3年時に全国高校総体準優勝、国体優勝。東洋大1年時に全国学生体重別大会135キロ未満級準優勝。2年時に全国大学選抜宇佐大会準優勝。3年時に全日本大学選抜宇和島大会優勝。4年時に全国選抜大学実業団対抗和歌山大会優勝、東日本学生選手権優勝、全日本選手権8強。卒業後、玉ノ井部屋に入門。三段目100枚目格付け出しで19年夏場所初土俵。同場所で三段目優勝。21年初場所で新十両昇進。得意技は突っ張り、はたき込み。1メートル82、131キロ。

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