玉ノ井親方「ここからが一つの挑戦」新入幕・東白龍に期待 自身は27年前の九州で敢闘賞

2023年10月30日 16:04

相撲

玉ノ井親方「ここからが一つの挑戦」新入幕・東白龍に期待 自身は27年前の九州で敢闘賞
新入幕を果たした東白龍(左)と握手する師匠の玉ノ井親方(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 日本相撲協会は30日、大相撲九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)の新番付を発表した。新入幕を果たした東白龍(27=玉ノ井部屋)は師匠の玉ノ井親方(元大関・栃東)同席の下、福岡県須恵町の宿舎で会見を行った。
 玉ノ井部屋からは、13年夏場所の東龍以来となる幕内力士誕生。師匠は「ここからが一つの挑戦。上(の番付)はまだいっぱいありますから、今場所勝ち越しとか10勝とか高い目標を持って頑張ってほしいなと思います」と期待を込めた。

 激しい突っ張りとタイミングの良いはたき込みを得意とする東白龍。その持ち味について、師匠は「引きに頼るよりも、前に出て勝てる力をもっとつけていけばおもしろくなってくる」と要望した。

 三段目付け出しデビューから1年半で関取昇進も、そこから約3年を要した。「1年ぐらいで(幕内へ)行くかと思ったけど、そう甘くはなかった」と師匠。「何が足りないか、基礎をもう一回きちんとやらせないと。四股、鉄砲、すり足を多めにやらせて、プロとしてきちんとしたものを身につけていかないといけない」と基礎重視の指導で新入幕に結びつけた。

 師匠にとって、福岡は験の良い場所。新入幕で敢闘賞を受賞したのも、大関昇進を決めたのも、2度目の優勝を果たしたのも九州場所だ。東白龍は、関取になってから春場所と名古屋場所で1度も勝ち越していないほど地方場所を苦手としているが、九州場所だけは過去2回中1回勝ち越している。今場所の目標は「狙えるなら10番勝って三賞も」。当時20歳の新入幕・栃東が10勝を挙げて敢闘賞を受賞した、27年前の再現を見据えた。

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