日大　アメフト部員の薬物事件で第三者委員会報告書を文科省へ提出「責任の所在を明確にし、処分を」

2023年10月30日 22:53

アメフト

　違法薬物事件でアメリカンフットボール部の部員2人が逮捕された日大は30日、公式サイトで、第三者委員会による報告書を文科省へ提出したことを明らかにした。

　「本法人は、本日（10月30日）、『アメリカンフットボール部薬物事件対応に係る第三者委員会』から本法人内部の情報伝達、関係機関への連絡等、法人としての判断や対応等における問題点及びそれが生じた原因や背景を検証した調査報告書を受領し、文部科学省に提出しましたので、お知らせいたします」と報告した。

　また「本法人は報告書でご指摘を受けた全ての事項を真摯に受け止め、本事案の再発防止策と本法人の管理運営体制の再構築を含む改善計画を迅速に策定すると同時に、こうした事態を招いた関係者の責任の所在を明確にし、処分を行います。これらの措置につきましては速やかに公表し、社会から信頼され、社会に広く貢献できる教育機関として再起できるよう誠心誠意努力してまいります」とつづり、責任の追及と処分を約束した。

　日大は、捜査機関への連絡が遅れた原因などを第三者委員会で調査し、9月15日までに報告するよう文科省から指示されていた。しかし、聴取規模の拡大を理由に、提出期限を10月に延長するよう求めていた。

　一連の事件を受け、関東学生アメリカンフットボール連盟は日大に対し、リーグ戦全7試合を中止すると発表している。

　以下、コメント全文。

「アメリカンフットボール部薬物事件対応に係る第三者委員会」からの報告書の受領について

　本学アメリカンフットボール部薬物事案へのこれまでの対処につきましては、学生・生徒、保護者、卒業生、教職員等、また、本学の活動を支援いただいている多くの皆様に、多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを改めてお詫び申し上げます。

　本法人は、本日（10月30日）、「アメリカンフットボール部薬物事件対応に係る第三者委員会」から本法人内部の情報伝達、関係機関への連絡等、法人としての判断や対応等における問題点及びそれが生じた原因や背景を検証した調査報告書を受領し、文部科学省に提出しましたので、お知らせいたします。

　本法人は報告書でご指摘を受けた全ての事項を真摯に受け止め、本事案の再発防止策と本法人の管理運営体制の再構築を含む改善計画を迅速に策定すると同時に、こうした事態を招いた関係者の責任の所在を明確にし、処分を行います。これらの措置につきましては速やかに公表し、社会から信頼され、社会に広く貢献できる教育機関として再起できるよう誠心誠意努力してまいります。