【九州場所番付発表】東白龍、美ノ海、狼雅、北の若が新入幕！元高校横綱ら期待の4人が昇進

2023年10月30日 06:00

相撲

【九州場所番付発表】東白龍、美ノ海、狼雅、北の若が新入幕！元高校横綱ら期待の4人が昇進 — 北の若 Photo By スポニチ

　日本相撲協会は30日、大相撲九州場所（11月12日初日、福岡国際センター）の新番付を発表し、東白龍（27＝玉ノ井部屋）、美ノ海（30＝木瀬部屋）、狼雅（24＝二子山部屋）、北の若（22＝八角部屋）の4人の新入幕が決まった。

　2人が高校横綱、2人が国体優勝など、アマチュア時代から実績十分で期待の大きな4人。一挙に4人もの新入幕力士が誕生するのは、13年夏場所（千代鳳、誉富士、東龍、大喜鵬）以来10年ぶりのことだった。

　東白龍は、専大松戸高3年時に国体優勝、東洋大で3つのタイトルを獲得し、三段目付け出しで19年夏場所初土俵。昨年春場所から10場所連続で十両4枚目以内の地位で入幕のチャンスをうかがい、秋場所で2桁勝利を挙げてようやく幕内の座をつかんだ。玉ノ井部屋からは13年夏場所の東龍以来。東京都出身では22年初場所の王鵬以来戦後33人目。東洋大からは19年九州場所の若隆景以来6人目となった。

　美ノ海は、鳥取城北高時代に国体優勝など3冠。日大では4つのタイトルを獲得した。16年春場所で初土俵。2年で新十両昇進を果たすも、そこから幕下転落を3度経験するなど5年以上を要した。沖縄県出身では06年秋場所の琉鵬以来17年ぶり戦後5人目。日大からは今年春場所の金峰山以来41人目となった。

　狼雅は、鳥取城北高3年時に高校横綱を獲得。決勝では日体大柏高のビャンバスレン（現大関・豊昇龍）を破った。18年九州場所で初土俵を踏み、4年を要して昨年九州場所で新十両昇進。幕下だった昨年春場所から10場所連続勝ち越しで着実に番付を上げ、ついに幕内昇進を決めた。ロシア出身では14年九州場所の阿夢露以来6人目。鳥取城北高からは今年名古屋場所の伯桜鵬以来、美ノ海と並んで11、12人目。二子山部屋からは、現師匠の元大関・雅山が18年4月に部屋を興してから初めての幕内力士誕生となった。

　北の若は、山形・酒田一中3年時に全国都道府県中学生大会優勝。埼玉栄高では高校横綱など5冠。19年春場所初土俵から2年半で新十両、そこから2年で新入幕と順調に番付を上げた。山形県出身では13年春場所の大岩戸以来戦後8人目。埼玉栄高からは今年名古屋場所の豪ノ山以来22人目となった。