賞金ランク2位・金谷 逆転賞金王諦めん! 68で首位タイ浮上 勝って最終戦へ勢いつける!

2023年11月26日 04:30

ゴルフ

賞金ランク2位・金谷 逆転賞金王諦めん! 68で首位タイ浮上 勝って最終戦へ勢いつける!
18番、首位タイに立った細野勇策(左)と金谷拓実はホールアウトしガッチリ握手(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー カシオ・ワールドオープン第3日 ( 2023年11月25日    高知県 Kochi黒潮CC=7335ヤード、パー72 )】 賞金ランク2位で8位から出た金谷拓実(25=Yogibo)は4バーディー、ボギーなしの68をマークし、通算10アンダーで首位に並んだ。逆転での賞金王を目指し、今季3勝目へ力強く前進した。同ランク首位の中島啓太(23=フリー)はこの日のベストスコア67で回り、通算8アンダーで2打差の9位とV戦線に浮上してきた。
 逆転賞金王へ、金谷のショットがさえ渡った。幸先良く1番でバーディー発進すると3番で1・5メートル、4番では1メートルのチャンスにつけ、連続バーディーを奪った。後半は我慢の展開が続いたものの、要所で耐え、ボギーなしでまとめた。

 ラウンド後は「良いプレーができたと思う。少しミスも出てしまったけど、明日しっかり良いプレーをするだけなので良い準備をしたい」と至ってクールな表情。課題にはどんどんスピードを増すグリーンへの対応を挙げながら、勝負の最終日を見据えた。

 現在、賞金ランク2位。4000万円あまりの差でトップの中島を追う。今大会で中島の順位を上回らなければ、逆転賞金王の可能性は消える。激しく、熱い戦いが続くが、やるべきことは明確だ。金谷は「もう本当に明日は勝つだけだと思う」と話した。

 21年大会では悔し涙を流した。同じく逆転賞金王を目指し、最終日は首位と3打差の2位から出るも終盤の競り合いに負けて4位に終わった。今年は首位で迎える最終日。「しっかり良い準備をして、勝ちきりたい」と表情を引き締めた。相手に不足はない。宿敵の上を行き、賞金王へ望みをつなぐ。

 ≪賞金ランク1位・中島 気合の赤ウエアで2差追走≫賞金ランク1位の中島は首位と2打差の9位に順位を上げた。いつもなら最終日に着る勝負服の真っ赤なウエアで気合のラウンド。前半10番でバーディー発進を決めると後半も順調にバーディーを重ね、V戦線へ浮上した。「スコアを伸ばさないと話にならなかったと思うので、そこはクリアできて良かった」。同ランク4位の今平は棄権、今大会で同ランク2位の金谷、3位の蝉川、5位の宋永漢(ソン・ヨンハン)を上回れば1試合を残して賞金王が確定する。「トップにいるのが金谷さんなので自分が勝つしかない」と力強く言った。

 ≪賞金ランク3位・蝉川も2差 最終日へ「攻める」≫蝉川は9位と好位置をキープ。前半は苦戦するも後半は13、14番で連続バーディーを奪うなど意地を見せ「まだ望みがつながる位置で終われたかな」とうなずいた。現在賞金ランク3位でトップと約5190万円差。逆転賞金王の可能性を残すためには、ランク首位の中島を上回り、なおかつ単独3位以上に入ることが条件となる。最終日に向けて「攻めることを忘れずに頑張ってやりたい」と意気込んだ。

 ≪日本人レフティー32年ぶりVへ 細野首位タイ≫細野が終盤の猛チャージで首位に並んだ。14番からの5ホールで4バーディーを量産し「インで伸ばせればと思っていたので、それがうまくできた」と胸を張った。現在賞金ランク24位で来季のシードは確実。最終日は91年の羽川豊以来となる日本人レフティーによるツアーVの期待がかかる。「経験もたくさん積ませてもらっているので、優勝を意識できるところで後半プレーできるといいかな」と話した。

 ▼1位・大西魁斗 全体的に良いゴルフができた。自分のやらなきゃいけないことをやってこの順位に来ているので、変わらず同じルーティンでいきたい。(68をマークし、8位から浮上)

おすすめテーマ

2023年11月26日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム