霧島 大関初V!ケガ乗り越え「今は素晴らしい1年」さあ綱獲り「いつも通りしっかり稽古して頑張ります」

2023年11月26日 17:54

相撲

霧島 大関初V!ケガ乗り越え「今は素晴らしい1年」さあ綱獲り「いつも通りしっかり稽古して頑張ります」
八角理事長(右)から優勝賜杯を受け取る霧島 (撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【大相撲九州場所千秋楽 ( 2023年11月26日    福岡国際センター )】 大相撲九州場所は26日に千秋楽の取組が行われ、大関・霧島(27=陸奥部屋)が今年の春場所以来4場所ぶり2度目、大関としては昇進3場所目で初の優勝を決めた。1差で追っていた平幕の熱海富士(21=伊勢ケ浜部屋)が関脇・琴ノ若(26=佐渡ケ嶽部屋)に敗れて11勝4敗となり、結びの一番を前に優勝が決定。霧島は貴景勝との大関対決に突き落としで勝ち、13勝2敗とした。
 結びの一番で冷静に貴景勝を突き落とし、自身初となる13勝目を挙げ2度目の賜杯に花を添えた。優勝力士インタビューで霧島は、すっきりした表情を見せながら「うれしいです。(若い力士には)絶対負けないという気持ちで自信を持って」と喜びを語った。最多勝に輝いた一年だが、ケガにも苦しんだ。23年を振り返り「(ケガと闘っている時期は)よくなかったけど、今は素晴らしい1年」とはにかんだ。

 そして新年には綱獲りに挑む。「いつも通り、しっかり稽古して頑張ります」と最後は表情を引き締めた。

 大関3場所目となった今場所は6日目までに2敗を喫したが、7日目から8連勝。14日目には2敗で並んでいた熱海富士と直接対決し、寄り切りで完勝。優勝争いで今場所初めて単独トップに立つとともに、今年61勝目として初の年間最多勝を確定させた。

 また、モンゴル出身力士としては通算100回目の優勝。白鵬45回、朝青龍25回、日馬富士9回、照ノ富士8回、鶴竜6回に続く2回目の優勝で、北海道の120回に続く金字塔に花を添えた。

 ☆大関初V 昇進後3場所目。過去に新大関優勝は8人。2場所目は9人。師匠の霧島(陸奥親方)は5場所目。

 ☆モンゴル勢 100回目の優勝。02年九州場所の朝青龍から124場所で到達。出身地1位の青森県(120勝)にあと20勝。

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