積水化学2年ぶり女王奪還 2区区間賞の山本「チームのため走りたいと思えるチームで優勝できてうれしい」

2023年11月26日 18:38

駅伝

積水化学2年ぶり女王奪還 2区区間賞の山本「チームのため走りたいと思えるチームで優勝できてうれしい」
<クイーンズ駅伝2023>優勝を果たし、記念撮影でポーズを決める積水化学の(左から)1区・田浦、2区・山本、3区・佐藤、4区・佐々木 、5区・新谷、6区・森(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【スポニチ後援 クイーンズ駅伝in宮城 第43回全日本実業団対抗女子駅伝 ( 2023年11月26日    宮城県松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台 6区間42・195キロ )】 15年連続25回目出場の積水化学が2時間13分33秒で2年ぶり2回目の優勝を飾った。
 勝利への流れをつくったのは2区(4・2キロ)の山本有真。5位でタスキを受け取ると、小気味よい走りで区間賞の好記録を叩き出し2位に浮上した。

 入社1年目ながら世界選手権5000メートルに出場した23歳は「楽しみながら前を追えたし、予定通りラスト1キロから(3位以下を)離せたのはイメージ通り。このチームのために走りたいと思えるチームで優勝できてうれしい」とうなずいた。

 各チームのエースがそろう。最長の3区(10・6キロ)では、今年の世界選手権マラソンに出場した佐藤早也伽が粘り強い走りを見せた。4・5キロ過ぎでトップに立った後、広中璃梨佳(日本郵政グループ)に追いつかれながらラストスパートで振り切り、1位でタスキをつないだ。

 10月のMGCはコンディション不良で欠場したが、底力を見せた29歳は「想定より遅いペースで入ってしまってペースが上がらず苦しい展開だったけど、そこから粘って先頭でタスキを渡すことができて良かった」とほっとした表情を見せた。

 後半のエース区間5区(10キロ)では、1万メートルとハーフマラソンの日本記録を持つ新谷が区間2位の安定した走りでリードを広げた。35歳のベテランは今季マラソン日本記録樹立に挑戦してきたが、昨年2位で連覇を逃したこの大会にも特別な思いを抱いていた。

 1年前の雪辱を果たし「それぞれが自分の考えで自分の目標に向かってやってきたから今日2度目の優勝ができたと思う。個人的には区間賞が取れず散々な結果だけど、総合優勝に勝るものはない」と満足そうに話した。

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