霧島 4場所ぶり2度目V!熱海富士敗れて決定…結びで貴景勝に勝利 モンゴル勢節目の100回目V

2023年11月26日 17:19

相撲

霧島 4場所ぶり2度目V!熱海富士敗れて決定…結びで貴景勝に勝利 モンゴル勢節目の100回目V
<九州場所千秋楽>貴景勝(左)を突き落としで破る霧島 (撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【大相撲九州場所千秋楽 ( 2023年11月26日    福岡国際センター )】 大相撲九州場所は26日に千秋楽の取組が行われ、大関・霧島(27=陸奥部屋)が今年の春場所以来4場所ぶり2度目、大関としては昇進3場所目で初の優勝を決めた。1差で追っていた平幕の熱海富士(21=伊勢ケ浜部屋)が関脇・琴ノ若(26=佐渡ケ嶽部屋)に敗れて11勝4敗となり、結びの一番を前に優勝が決定。霧島は貴景勝との大関対決に突き落としで勝ち、13勝2敗とした。
 優勝インタビューでは「うれしいです」と喜び。「若い力士には絶対負けないという気持ちだった」と振り返った。

 結びの一番で冷静に貴景勝を突き落とし「稽古のおかげ」と自身初となる13勝目を挙げ2度目の賜杯に花を添えた。最多勝に輝いた一年だが、ケガにも苦しんだ。23年を振り返り「(ケガと闘っている時期は)よくなかったけど、今は素晴らしい1年」とはにかんだ。新年は綱獲りがかかる。「いつも通り、しっかり稽古して頑張ります」と最後は表情を引き締めた。

 大関3場所目となった今場所は6日目までに2敗を喫したが、7日目から8連勝。14日目には2敗で並んでいた熱海富士と直接対決し、寄り切りで完勝。優勝争いで今場所初めて単独トップに立つとともに、今年61勝目として初の年間最多勝を確定させた。

 また、モンゴル出身力士としては通算100回目の優勝。白鵬45回、朝青龍25回、日馬富士9回、照ノ富士8回、鶴竜6回に続く2回目の優勝で、北海道の120回に続く金字塔に花を添えた。

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