37歳・碧山が東十両筆頭で勝ち越し「まだ頑張ろうかな」来場所の幕内復帰が確実に

2023年11月26日 21:37

相撲

37歳・碧山が東十両筆頭で勝ち越し「まだ頑張ろうかな」来場所の幕内復帰が確実に
<大相撲九州場所千秋楽>碧山が引き落としで高橋を破る(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【大相撲九州場所千秋楽 ( 2023年11月26日    福岡国際センター )】 東十両筆頭の碧山(37=春日野部屋)が高橋(24=二所ノ関部屋)を下して勝ち越しを決めた。
 立ち合い頭で当たって細かく突っ張り、相手の足が流れたところを引き落とし。勝った瞬間、一度まわしをたたいて気合を込めた。「思い切りやった。迷わず自分のペースで自分の相撲を取った」と納得の内容だった。

 東十両筆頭で勝ち越しを決め、来場所の再入幕が確実に。37歳のベテランは「よかったです。自分自身まだ頑張ろうかなと。若い衆も諦めずに頑張れる気持ちになってくれたらな」と感慨を込めた。

 関脇経験者の碧山は今場所、約6年間守っていた幕内から陥落。これにより、1967年秋場所以来56年ぶりに春日野部屋の幕内力士が不在となっていた。久々の十両の土俵は「いつもよりめっちゃ長く感じた」という。名門部屋の幕内を1場所で復活させ「明日から来場所の準備を始めていく」と前を向いた。

 取組後は幕内前半戦の審判を務める鳴戸親方(元大関・琴欧洲)が支度部屋を訪れ、碧山と握手を交わした。同郷・ブルガリア出身の先輩から祝福を受け「うれしいですね。こんなところまで来てくれて」と感謝した。

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