【クロスボーダーラグビー】稲垣啓太「日本の強さを証明」埼玉がNZの強豪チーフスに完勝

2024年02月04日 18:33

ラグビー

【クロスボーダーラグビー】稲垣啓太「日本の強さを証明」埼玉がNZの強豪チーフスに完勝
<埼玉・チーフス>勝利し試合後にチーフスの選手と握手する埼玉・(右奥から)坂手、稲垣、松田ら(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 【クロスボーダーラグビー2024第2戦   埼玉38―14チーフス ( 2024年2月4日    埼玉・熊谷ラグビー場 )】 リーグワン昨季4強と南半球最高峰のスーパーラグビー(SR)パシフィック勢が対戦する初の国際交流試合は第2戦が行われ、リーグワン昨季2位の埼玉がSR昨季2位のチーフスを38―14で破った。前日の第1戦では東京SGがブルーズに7―43で敗れており、リーグワン勢としても初白星となった。
 開始直後はフィジカルにプレーしてきたチーフスに防戦一方だったが、持ち味の堅守でトライラインを割らせず。無失点で最初の10分間をしのぐと、試合のペースは徐々に埼玉に。すると前半15分、ラインアウトモールから抜け出したフッカー坂手主将が先制トライ。同22分にも自陣からのカウンターで最後はSH小山がトライを決め、14―0で折り返し。後半も3トライを追加し、旧トップリーグ時代を含めて6度のリーグ王者に輝いた地力を見せつけた。

 「難しい試合だった。公式戦ではないし、強度が高い。特にメンタルが難しかったが、自分たちのスタンダードを示すチャンスだと思った」と坂手主将。シーズンを中断して行われた非公式戦の交流試合。しかし相手は王国ニュージーランドの強豪クラブで、主力抜きとはいえ選手個々のレベルも高い。勝っても勝ち点や報奨金は得られず、負ければ開幕6連勝中のリズムが崩れ、ケガ人のリスクがある試合。それでもベストメンバーをそろえて完勝し、主将は「メンタルを作れたのは財産になる」と話した。

 後半11分に交代するまで体を張り続けたプロップ稲垣も、「日本のクラブの力を示すいい機会、ワイルドナイツの力を示す機会、そして日本の強さを証明する機会だった」と胸を張った勝利。ロビー・ディーンズ監督も「ジャージーのプライドを示せたと思う。選手はプライドを持って、目的を持ってプレーしていた」と称えた。

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