陸奥部屋“最後の場所”を優勝で飾るべく大関・霧島が連合稽古で本格始動 前への意識で16勝1敗

2024年03月01日 13:02

相撲

陸奥部屋“最後の場所”を優勝で飾るべく大関・霧島が連合稽古で本格始動 前への意識で16勝1敗
大栄翔を攻める大関・霧島 Photo By スポニチ
 大関の霧島(27=陸奥部屋)が1日、大阪府堺市の同部屋で行われた時津風一門の連合稽古で本格始動した。
 大阪入り後、関取と相撲を取るのがこの日が初。準備運動でじっくりと体をほぐすと、正代、錦木、翔猿、若元春、大栄翔と17番取って16勝1敗だった。初場所の相撲では受け身になることも目立ったが、立ち合いから積極的に前に出て相手を圧倒。突き押しの大栄翔とも互角の立ち合いで応戦し、先場所敗れた翔猿とは激しい応酬があったが、常に先手を取っていた。「師匠からも前に出ろと言われている。久しぶりだったけど楽しくできた」と満足そうな表情を浮かべた。

 相手を圧倒する動きに加え、メンタルも充実。大栄翔の引き技に前に落ちて敗れた後には「あ~~、クソー!」と、珍しく声を出す場面もあった。「全部勝つ気持だった」と明かすが、心の充実をうかがわせた。

 師匠の陸奥親方(元大関・霧島)が場所後に定年。部屋も春場所限りで消滅となる。師匠への最後の恩返しを問われると「あまり意識せず、15日間、自分の相撲を取ること。そうすれば結果はついてくる」と無欲を強調する。2日以降は二所ノ関一門の連合稽古参加など出稽古を予定。番数も「増やしていく」と意欲を示す。1年前に初めて賜杯を手にした春場所。「いいイメージを持って臨みたい」と陸奥部屋最後の優勝を頭に焼き付けた。
 

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