ただひとりアンダーパー 女子は高田が2アンダーで2年ぶり優勝 ボートピアみやきスクラッチゴルフ

2024年03月01日 22:20

ラグビー

ただひとりアンダーパー 女子は高田が2アンダーで2年ぶり優勝 ボートピアみやきスクラッチゴルフ
優勝カップを手に笑顔の(左から)シニア・青木、女子・高田、一般・荒川の3選手 Photo By スポニチ
 【スポニチ後援ボートピアみやき第10回FIDES OPEN スクラッチゴルフ ( 2024年3月1日    佐賀県三養基郡みやき町 佐賀カントリー倶楽部=男子6754ヤード、女子5086ヤード、パー72 )】 女子は参加選手でただひとりアンダーパーの2アンダー、70で回った高田雅野(54)が2年ぶり4回目の優勝を決めた。一般男子は2年連続2回目の出場だった荒川英二(52)がイーブンパーの72で初優勝。シニア男子は青木英樹(72)が6オーバー、78で初優勝した。
無欲のゴルフでV4

 ゴルフ界の名匠、井上誠一氏が手がけた難コースを高田が見事に攻略した。「パットが良かった。難しいグリーンだったが、下りの長いパットも沈められた」とこの日のベストスコア2アンダー、70をマークした。

 「一緒に回った谷川(美帆)さんから貴重な話を聞いてそれが参考になった」。スタート前、昨年の九州女子シニアで優勝した谷川から「ほかの選手を気にせず自分のプレーに徹したことが勝因だった」と聞いた。そこで高田も「今日は私もはしゃいだり落ち込んだりせず淡々と回る」と誓った。出だしのイン10番でボギーが先行したが、13、15番と盛り返し、後半も5番でボギーのあと7、8番で連続バーディー。慌てず騒がず。落ち着いたプレーが功を奏した。

 18歳でプロを目指して研修生生活を送ったが35歳で佐賀・北山CCにキャディーとして入社。アマ競技で腕を磨き、21年の日本女子シニアで全国6位に入った実力者は「今まで目の前のタイトルを狙ってガツガツしていた。これからは今日のように淡々とプレーしたい」と無欲のゴルフを誓った。

昨年6位のリベンジ 荒川

 荒川が2度目の出場で見事にリベンジを果たした。初出場の昨年は80を叩きシニアの部6位に終わった。「今年は借りを返そうと燃えました」。前年覇者の金子と一般の部の同組で気合いの入ったプレーを展開。インから出て2ボギーが先行したが後半アウトは1、2番連取で盛り返すなど3バーディー、3ボギーのイーブンで初優勝を果たした。

 25歳以上の男子が出場する九州ミッドアマでは21年まで通算4勝を挙げた。全国大会の日本ミッドアマをターゲットに、2年前からは「戦略性も技術ももっと磨きたい」と難コースの多い関東予選から挑戦を続ける。今大会初制覇をバネに11年にはトップ10入り(9位)もある日本ミッドアマでさらなる上位進出を狙っている。

シニアは青木が頂点

 ○…2021年日本グランドシニア4位の実績を誇る青木が「4番ではピン真横1・5メートルのチャンスにつけたのに外れた。今日はパターが入らなかった」と嘆きながらも優勝をつかんだ。この日はバーディーなしの4ボギー、1ダブルボギーの6オーバー。それでも83で回った昨年の12位からジャンプアップし「年の初めのこの大会で勝ててうれしい」と喜んだ。

(主な上位成績)
 ▽一般の部
 (1)荒川英二 72(34 38)(2)福田真吾 78(3)松尾文人 79(4)大塚紳司 81(5)工藤亜沙希 81
 ▽シニアの部
(1)青木英樹 78(38 40)(2)中東寿79(3)山内孝徳 79(4)西尾公孝 81(5)寺嶋弘之 82
 ▽女子の部
 (1)高田雅野 70(35 35)(2)林潔子 78(3)山内あおい 79(4)谷川美帆 79(5)林加奈子 79

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