ラグビー京産大　新チームはフナキ＆辻野の共同主将「全員が日本一を目指すマインドを持つ」

2024年03月01日 16:35

ラグビー

　関西大学ラグビーAリーグの京産大は1日、新チームとして京都市内のグラウンドで始動した。

　関西リーグで3連覇を飾りながら、今年1月2日の大学選手権準決勝では明大に完敗。3季連続で大学選手権4強の壁に阻まれた。4年生が抜けた中、自主トレ期間を経て選手たちはこの日、全体練習を開始。ロックのソロモネ・フナキ（3年＝目黒学院）とFB辻野隼大（3年＝京都成章）が共同主将としてチームの先頭に立つことになった。

　明大戦を終えてから2、3日後に共同主将として2人を任命した元日本代表の広瀬佳司監督は「新4年生はリーダーシップのある選手が多いけど、その中でもフナキと辻野がリーダーシップがある。どちらかにするより（共同主将体制だった）2季前と同じように、お互いの良いところを出し合ってほしい」と理由を説明した。最終学年を迎える2人も、練習後に決意を口にした。

　フナキ「口で言うだけじゃなく、アグレッシブに、ハードワークで見せていきたい。昨年や一昨年、先輩たちの悔しい気持ちも全部晴らしたい」

　辻野「（共同主将に任命されて）もっと頑張ろうという気持ちになった。今年はチームづくりにフォーカスしたくて、全員が日本一を目指すマインドを持つこと。誰ひとり欠けてはいけない。それを達成するために、自分が先頭に立ってチームを盛り上げたい」

　関西リーグ4連覇、そして悲願の日本一を目指すシーズン。最上級生となる3年生で話し合い、新たなスローガンは「BEST」に決まった。最高のチームとして最高の景色を見るために、新たな挑戦が始まった。