【リーグワン】雪辱に燃える神戸 フランカー今村が今季初先発 昨季は“12人のトヨタ”に敗戦

2024年03月01日 18:36

ラグビー

【リーグワン】雪辱に燃える神戸 フランカー今村が今季初先発 昨季は“12人のトヨタ”に敗戦
3日のトヨタ戦(花園)で今季初先発する神戸フランカー今村陽良 Photo By スポニチ
 ラグビーリーグワンの神戸は1日、3日のトヨタ戦(花園)の先発メンバーを発表した。両チームともに4勝3敗の勝ち点19で並び、得失点差で上回るトヨタが神戸より一つ上の5位につける。リーグ戦は折り返しの第8節目。上位4チームによるプレーオフ進出へ向け、絶対に落とせない一戦になる。
 今季初先発に燃えるのがフランカーの今村陽良(たから、27=帝京大)だ。身長1メートル88、105キロの体格を生かしたハードタックルとボールキャリーが持ち味。今季は全7試合でベンチ入りし、栄えある先発の座をつかんだ背番号6は「順位を一つあげたい。チームとしては残っている試合すべて勝ちにいくつもりなので、ここからまた長いプレータイムをもらえるよう頑張りたい」と言葉に力を込めた。

 昨季のトヨタ戦は屈辱にまみれた。時折雪も舞った神戸ユニバーで迎えた一戦。トヨタは後半27分から立て続けに3選手がシンビン(一時退場)となり、神戸は圧倒的な数的優位に立って逆転への機運が高まった。ただ、トヨタに長い時間帯ボールを保持され、同40分にトライを献上。“12人のトヨタ”に屈した。

 今村は東福岡を経て帝京大に進学。トヨタには帝京大の同期、ロック秋山大地や先輩のNo・8姫野和樹も先発メンバーに名を連ねた。「姫野さんも一緒にプレーしていた先輩ですし、秋山は同期でライバルとして一緒のポジションでやっていたので、負けたくないですね」と対戦を心待ちにした。

 高校時代から憧れだったというニュージーランド代表のアーディ・サベアが今季から新加入。第3列のポジション争いは激しさを増す一方だ。憧れの選手と一緒に先発のピッチに立てる喜びも感じている。「80分間、パワフルな選手。ボールを奪うところ、絡むところ。ブレークダウンの部分で学ぶべきところが多いですね。いろいろ教えてもらっています」と感謝した。

 首位を走る埼玉、2位につけるBL東京の2強が抜けているが、3位から7位は勝ち点6差にひしめく混戦だ。「レタリックのように(身長が)2メートルあってラインアウトが取れるわけでもないし、アーディみたいに強くて前に出ることができるわけでもない。タックルやアタックで、運動量の部分をテーマにしたい」と今村。愚直に体を張り続け、勝利をたぐり寄せる。

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