“超新星”尊富士が8連勝!新入幕単独首位ターンは初の歴史的快挙「そういう記録もあるんだな」

2024年03月17日 20:45

相撲

“超新星”尊富士が8連勝!新入幕単独首位ターンは初の歴史的快挙「そういう記録もあるんだな」
<大相撲春場所8日目>竜電を押し出しで破る尊富士(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【大相撲春場所8日目 ( 2024年3月17日    エディオンアリーナ大阪 )】 初土俵から所要9場所で最速新入幕を果たした東前頭17枚目の尊富士(24=伊勢ケ浜部屋)が竜電(33=高田川部屋)を破って初日から8連勝で早くも勝ち越しを決めた。
 立ち合いで左を差されて一瞬組み止められたが、すぐに右上手を引いて前に出て最後はまわしを放して押し出し。「結果としては良い感じだけど、勝ち越してうれしいという感情は全くなかった」と落ち着き払っていた。好調の要因を問われると「何も考えてないからじゃないですか」と無心を強調し、大物感を漂わせた。

 新入幕のストレート勝ち越しは、11年技量審査場所の魁聖以来13年ぶり。1場所15日制となった1949年夏場所以降では常ノ山(1949年夏場所)、大鵬(1960年初場所)、鷲羽山(1973年夏場所)、初代佐田の海(1980年九州場所)、魁聖に続く6人目となった。

 また、全勝を守ったことで単独首位もキープ。新入幕が単独トップで中日8日目を折り返すのは、15日制以降初の歴史的快挙となった。それについては「どうなんですかね。そういう記録もあるんだなってぐらい」と特に興味は示さず。「勝ち越したからといって変わらない」と安心する様子は一切なかった。

 明日9日目の対戦相手は小結・阿炎(29=錣山部屋)。初めて経験する幕内後半の土俵に大きな注目が集まるが「盛り上がっているのはお客さんだけ。僕らがやることは変わらないので」と平常心を貫くつもりだ。「特に変わらない気持ちで、やる以上はしっかり頑張ります」。進撃を続ける角界の“超新星”が、無心で役力士に初挑戦する。

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