池江璃花子 100バタ全体1位で決勝進出!復帰後ベストまたも更新 「3・17」に笑顔でサムアップ

2024年03月17日 19:10

水泳

池江璃花子 100バタ全体1位で決勝進出!復帰後ベストまたも更新 「3・17」に笑顔でサムアップ
<国際大会代表選手選考会>女子バタフライ100メートル準決勝、レースを終え笑顔の池江璃花子(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【競泳国際大会代表選考会第1日 ( 2024年3月17日    東京アクアティクスセンター )】 パリ五輪の日本代表選考会が17日に開幕。女子100メートルバタフライ準決勝で池江璃花子(23=横浜ゴム)が、全体1位のタイムで決勝に進出した。
 準決勝は第1組の第4レーンで登場。ダイナミックな泳ぎを見せ57秒03の1着でゴール。台頭してきた平井瑞希(17=アリーナつきみ野SC)は第2組で登場し57秒13。全体では池江が1位、平井が2位となった。

 午前の予選では、57秒54の全体2位で上位16人による準決勝に進出。白血病から復帰後のベストタイムで「選考会独特の雰囲気があったが、緊張感を楽しいと思える自分がいた。いいレースだった。感覚的にはまだまだ行ける」と手応えを口にしていた。

 準決勝ではこの復帰後ベストタイムをさらに更新。派遣標準記録57秒34も突破する会心の泳ぎで、レース後には観客席に向かってサムアップポーズをするほど充実した表情を見せた。くしくも3月17日は、4年前に「病気後初めてプールに入った日」。自身のXでも、この日「4年前の自分に伝えたい。ちゃんとパリに行くよって、その先もあるけど、その為に一生懸命努力してきたよって」と、病と闘いながら大好きな水泳を諦めずに努力していた当時の自分に“メッセージ”を送った日だったが、実りある1日となったようだ。

 昨年10月から練習拠点をオーストラリアに移した。「強くなりたい。速くなりたい。世界一になりたい」との思いで、多くの有力選手を教えるマイケル・ボール氏に指示。計画的なウエートトレーニングで渡豪後に体重は2~3キロ程度増えた。飛び込んだ直後のドルフィンキックの回数を増やすなどスタートの改善にも着手。最初の15メートルのタイムは0秒2近く上がった。

 本命種目の100メートルバタフライでは平井が台頭してきたが、池江は「自分が実力を出したら普通に負けないと思います」と強調。2028年ロサンゼルス五輪を見据えて長期的にオーストラリアに拠点を置く方針も示している。

 決勝は18日。決勝で派遣標準記録57秒34を突破して2位以内に入れば、パリ五輪出場権を獲得。3大会連続で、個人種目に限れば16年リオデジャネイロ五輪以来、2大会ぶりの五輪代表となる。

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