体操女子・杉原愛子「もちろんパリ本気で目指す。Jtsの情報発信も本気」新サークル自ら立ち上げ

2024年03月17日 17:31

体操

体操女子・杉原愛子「もちろんパリ本気で目指す。Jtsの情報発信も本気」新サークル自ら立ち上げ
<Jts(女子体操サークル)お披露目イベント> お披露目イベントでポーズを決めるJtsの(左から)高原菜心、杉原愛子、佐藤美結、久保田麗音 (撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 体操女子で16年リオデジャネイロ、21年東京と五輪2大会に連続出場した杉原愛子(24=TRyAS)が17日、自ら新たに立ち上げた女子体操サークル「Jts(ジェイティーエス」のお披露目イベントに出席した。
 大阪市内で行われ、自身を加えた4人の初期メンバーで参加。高原菜心(なこ、16=スペース姫路体操クラブ)、佐藤美結(みゆう、15=K.R.M体操センター)、久保田麗音(れのん、15=スペース姫路体操クラブ)とグループ演技も披露した。

 22年に競技生活に一区切りをつけた杉原は、昨年6月の全日本種目別選手権(東京・国立代々木競技場)で競技に復帰。同11月にはパリ五輪代表入りを目指すことも明らかにした。競技への意欲を示す一方で、体操の魅力を発信すること、また競技者を応援した気持ちも強く、その思いから「Jts」を発足した。

 「体操の面白さは、着地で一歩動いただけでメダルの色が変わるほど、人間の体で究極を競うところ。そういうところが面白いスポーツなので、たくさんの人に知ってもらいたい。発信活動に関しては、女子対象ではさまざまな理由で試合会場の撮影が難しい状況にあるので、Jtsが主体となって積極的に発信する活動をしていきたい」

 まずはSNSを通じて動画などを配信していく見込みで、将来的にはイベント開催なども視野に入れる。そこで得た収益を競技者に還元することも大きな目的だ。また、競技者に対して運動学や栄養学を指導するアカデミックプログラムも用意している。

 杉原自身、本気で3度目の五輪出場に加え、体操の魅力発信にも全力を注ぐ。「今は多様性の時代。もちろんパリは本気で目指しているし、体操をメジャースポーツにする、Jtsのみんなで積極的に情報発信することも本気でやっていきたい」

 今後はJtsと一緒に情報発信するグループ「Cheerz(チアーズ)」を立ち上げ、体操経験の有無を問わずメンバーを募集する。「Cheerz」は今年6~9月に期間限定での活動を予定している。

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