竹田麗央 リベンジ初Vだ!“史上初”2週連続最終日最終組同じ顔触れ 小祝&愛と首位横並び

2024年03月17日 04:44

ゴルフ

竹田麗央 リベンジ初Vだ!“史上初”2週連続最終日最終組同じ顔触れ 小祝&愛と首位横並び
1番、ティーショットを放つ竹田麗央 Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアーVポイント×ENEOS 第2日 ( 2024年3月16日    鹿児島県・鹿児島高牧CC=6456ヤード、パー72 )】 17位から出た「ダイヤモンド世代」の竹田麗央(20=ヤマエグループHD)が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算7アンダーで、小祝さくら(25=ニトリ)、鈴木愛(29=セールスフォース)と並んで首位に浮上し、悲願のツアー初Vを視界に捉えた。3人は最終日最終組となり、鈴木が優勝した前週に続き同じペアリング。2週連続で最終日最終組が同じ顔触れとなるのはデータが残る02年以降では初めてとなる。
 リベンジのチャンスを自らたぐり寄せた。竹田は1番のパー5で左手前3メートルを沈めてバーディー発進すると、持ち前の飛距離を生かして、13、16番のロングホールできっちり伸ばすなど67をマーク。3打差に15人がひしめく混戦の中で首位へと浮上した。

 「セカンドショットの距離感が合っていた。パットも1ピンくらいが決まったので良かった」とラウンド後は納得の表情を見せた。ほんの1センチの差がショットの復調を呼んだ。最終組で出ながら5位に終わった前週。球が引っかかり気味だったショットについて「アドレスがちょっと遠くて、上体が強かった」と気づいた。「今は1センチくらい近くに立っている」。効果はてきめんだった。

 叔母は元賞金女王の平瀬真由美、母・哲子もプロという「ダイヤモンド世代」の逸材。だが同じ03年度生まれの川崎、桜井、神谷、尾関らが次々と勝利を収める中で、昨季は年間ポイントランク22位と健闘しながら、優勝に届かず悔しい思いを続けてきた。

 前週に続いて最終日は最終組で鈴木愛、小祝さくらと回る異例のペアリングで当日は雨予報。本人は「嫌い」というが、平均飛距離263・667ヤードでトップに立つ竹田にはキャリーで遠くへ運べるメリットもある。「先週も悪くはなかった。最終日に伸ばせなかったのは反省点だけど、今週は初日から切り替えてできている」。リベンジを果たしての初優勝なら最高のシナリオになる。(内藤 博也)

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