鈴木愛 2週連続Vで節目の通算20勝目「こんなに早くまた優勝できてうれしい」POを制して優勝

2024年03月17日 14:28

ゴルフ

鈴木愛 2週連続Vで節目の通算20勝目「こんなに早くまた優勝できてうれしい」POを制して優勝
<Vポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 最終日>優勝トロフィーを手に笑顔の鈴木愛(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー Vポイント×ENEOS最終日 ( 2024年3月17日    鹿児島県 鹿児島高牧CC=6456ヤード、パー72 )】 最終ラウンドは荒天のためにセカンドカットが実施され、10番から18番までの9ホールの短縮競技となった。首位タイから出た鈴木愛(29=セールスフォース)がスコアを3打伸ばし、通算10アンダーで並んだ小祝さくら(25=ニトリ)とのプレーオフを2ホール目で制した。2週連続優勝となる今季2勝目、ツアー通算20勝目。17、19年賞金女王がメルセデスランクでもトップに躍り出た。
 これぞ、元女王の勝負強さだ。18番パー4でのプレーオフ2ホール目。鈴木はバンカーからの第3打を寄せきれず、3メートルのパーパットを残した。それでも、パットの名手はこれを先にねじ込んで力強く右拳を握った。パーオンしていた小祝がパーパットを外して勝負あり。劣勢を跳ね返し、2週連続Vで節目の勝利を飾った。

 「ハーフでの勝負になって凄く終わるのが早く感じて、まだ優勝したっていう感じがあまりしないです。凄く良いショット、良いパットが多かった3日間。先週優勝した中でまた今週優勝することができて凄くうれしいです」

 奇しくも、最終日最終組は小祝と竹田麗央との前週と同じ顔ぶれだった。「絶対に負けたくない(笑い)。先週は良かったけど、今週は大したことないと思われるのは嫌」。最終日を前に、鈴木らしく茶目っけたっぷりに語っていた。悪天候のために9ホールの短縮競技となる中、出だし10番で痛恨のボギー発進。一時後退も、そこから5バーディーを奪って巻き返してみせた。ここまで19勝を重ねた実力者は、やはり強かった。

 5月9日に30歳の誕生日を迎える。20代のうちに20勝目を挙げるのが、当面の目標だった。このオフは週に3度、3時間ほど費やす体幹トレーニングで体を鍛え上げた。「負けたくない」という気持ちが、何よりのモチベーション。強くなった体に、2度女王に輝いた技術がかみ合い、荒天の中でのプレーオフを制することができた。

 節目の勝利をつかんだ29歳は「20代で20勝目を達成したいって思いがあったので、こんなに早くまた優勝することができて本当にうれしく思います」と実感を込めた。

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