【体操】17歳の角皆友晴が6位 パリ五輪狙える好位置「ちゃんと決めれば可能性はある」

2024年04月12日 21:12

体操

【体操】17歳の角皆友晴が6位 パリ五輪狙える好位置「ちゃんと決めれば可能性はある」
<第78期全日本体操個人総合選手権>男子予選、つり輪を終えガッツポーズを見せる角皆友晴(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 体操のパリ五輪選考会を兼ねる全日本総合選手権の第2日は12日、群馬・高崎アリーナで男子予選が行われ、17歳の角皆友晴(千葉・市船橋高3年)が6種目合計85・065点をマークし6位で14日の決勝に進んだ。
 体操界に新星が誕生した。高校3年生の角皆は1メートル63、59キロの小柄な体が大きく見える、伸びやかな演技を披露した。

 鉄棒は全体4位の14・733点、床は8位の14・233点。最終種目のつり輪が51位の13・000点に止まり順位を落としたが「最初から思い切った演技ができた。自分の演技がちゃんとできればこれくらいの点数は取れると思っていた」と胸を張った。

 愛知県出身。体操関係の仕事をしていた祖父の勧めで5歳の時に競技を始めた。昨年は世界ジュニア選手権の鉄棒、平行棒の2種目で金メダルを獲得し、インターハイの団体と個人総合を制した。

 東京五輪金メダルの橋本大輝は市船橋高の先輩で「今は憧れだけど、何年後かには追い抜かないといけない」と目標にしている。

 教育実習で母校を訪れた際、角皆を指導したこともある橋本は「何事も恐れずやっているところが凄い。本当に良く練習するし、目標に向かっていく強さがある」と体操に取り組む姿勢を絶賛した。

 今大会と来月のNHK杯の合計点で上位2人に入ればパリ五輪代表に決まる。角皆は「ちゃんと決めれば可能性はあると思う」と自信をにじませた。

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